カタミノ
下の娘も来年小学生になるということで、伊勢丹にランドセルを見にいってきました。
優柔不断なので未だに購入に至ってはいないのですが、同じフロア伊勢丹新宿店6階ので「“PLAY 21世紀の読み・書き・そろばん プログラミング」というコーナーがあり、子ども向けプログラミング玩具、いわゆる知育玩具がたくさん並べられているのを発見。
今後プログラミングが必修科目になるし、自分も興味あるなあと眺めていたら、販売員さんが上手に子供達を誘ってくれて、いくつかのゲームを試させていただきました。
中でも面白かったのはKATAMINO(カタミノ)というパズルゲームで、うちの5歳児が一生懸命になって問題を解いていました。そしてパズルが溶けると大はしゃぎしていました。
それならば買ってあげても良いかも、と思ったものの購入する動機が特になかったので、また今度でいいやとその場では買わなかったのですが、あとあと調べてみるとわりと有名なゲームだったようで。フランス生まれのおしゃれな玩具というだけではなく、海外では学校教材として使われたり、ボードゲームの国際賞を受賞したりと、ミーハーな自分が欲しくなってきてしまいました。
ということで、伊勢丹には申し訳なかったけど、ネットでサクッと安いところを探して購入したのですが。並行輸入品だったようで、ルールブックが日本語化されておらず、かつ3D問題集がついてないものでした。モノ自体は正規輸入品と変わらない品質で、遊び方はなんら変わるものではないのですが、2割程度の値段をケチるくらいなら素直に伊勢丹で買っておけばよかったです。
ルールブックは翻訳すればいいだけの話ですが、3D問題集はちょっと気になりました。新しい問題がWebでも公開されれば良いのですが。
Amazonでも正規輸入品と並行輸入品が両方販売されているので、よく比較して購入しましょう。
[amazonjs asin=”B0019O19BU” locale=”JP”]
早速、子どもたちと自分でカタミノを遊んでみましたが、やっぱり面白いです。
まず、遊ぶ人のレベルに応じて難易度が選べるのが良いです。正方形を5つくっつけたブロック(=ペンタミノ)を組み合わせ、限られた空間の中にきちんと隙間なくはめていくシンプルなゲームなのですが、初めは3*5=15マスを3つのペンタミノを使って埋めていきます。これは大人な自分だったら結構簡単にできます。しかし、4*5=20マスとか5*5=25マスになってくると途端に難しくなってきて、最終的な12*5=60マスなんて無理なんじゃねと思ってしまいます。
5歳の娘も、6*5=30マスの問題はなんとか解けるものもあったようで、親バカな自分は天才かと思ってしまいます。
ちなみに、カタミノをやっていればプログラミング能力が身につくかといったら、そうではないことも言っておきたいです。所詮は脳トレと同じようなパズルゲームです。試行錯誤してみるとか、空間全体を捉えてみるとかは数学的には良いかもしれませんが、そういう思考的なものを全部プログラミング学習とか言ってしまっている感じはあまり好きではありません。
とはいえ、子どもを含めて家族それぞれにあった難易度で楽しめるカタミノは、なかなか良いゲームです。ゲームコントローラやタッチパネルというインターフェイスではなく、木材のブロックを手で触りながら試していくというのも、なんだか遊びなのに知的な感じがして罪悪感が少ないというのも良いです。液晶画面じゃないから目も悪くなりにくいでしょうし。
こういう良いゲームに出会えるのも、百貨店のいいところなんだろうな、と思いました。