雨の平日の昼間の部屋の中で
昨日は夜間作業だったので、今は誰もいない午後を過ごしています。こういったとき、昔は何をしていたのかを思い出せません。
少々のけだるい眠気と、せっかくの平日の有効利用とで天秤にかけ、さきほどは西部ライオンズ日本シリーズ優勝セールに出かけてきました。池袋の人ごみや屯ちんの湯気、セールの赤い値札は、つまらなそうにしていた僕をちょっとだけ明るくしてくれました。
帰りのバスの中で、おばあさんに席を譲ることで、自分を取り戻し、明日からの毎日への準備が整ったような気がします。
徹夜明けの雨はいろいろと問いかけてきて、僕を部屋に閉じ込めようとしていました。
でも今はトンネルの出口。ほんの少し進めば、ゴミで散らかった世界もまぶしい光で少しはきれいに見えてくるはずだ。