龍勢ヒルクライム2005
こりもせず、練習もせず、またまたレースに参戦してきた。
まだ夜明けには遠いに時間に街を飛び出した俺は、輝く星空の元、今なら誰にも負けない自信が湧いてきた。まるで学生時代に戻ったかのような興奮だ。
今回は無理をせず楽せずをモットーに序盤からマイペースを守って、しかし心拍数は上げていった。ゆるやかなのぼりは一応集団のなかにいた。一緒に参戦しているチーム・コンドマニアの仲間もすぐ前に見える。学校をすぎて右折するとまぁまぁの激坂になる。以前参戦したときはつらいと思ったけど、別にヒルクライムレースなんだからこのくらいの坂がないとねくらいに思っていた。が今年はどうだ。めっちゃつらいではないか。迫り来る年端の波にはさすがの自分も勝てないのか。と、となりのおじいちゃんにさっそうと抜かされる。こっちはもう足を付きそうだ。ふとまわりのレーサーのギアをみてみるとみんなフロントをトリプルギアにしているかコンパクトドライブではないか。そうか、自分のインナー・ローよりも快適な軽いギア比があるからあんなにさっそうと登れるんだ。あぁ、いい景色だなぁ。今日のお昼は何を食べよう。と悶々としながら、ほとんどダンシングしながらゆっくりと登っていく。今度シマノからでるコンパクトドライブを購入しよう。そして来年こそ準備万端に練習をしよう。今朝の自信はどこへやら。
結果はもちろん(過去の自分に対して)惨敗。完走がやっとでした。チームメイトより10分も遅れてしまいました。
頂上で玉こんにゃくと冷たいお茶をいただき、駐車場まで下るのだが、ここでもへっぽこな自分はフルブレーキを駆使してゆっくり下ってまわりに迷惑をかけたかも。帰りに「クアパレスおがの」によって美人になって帰っていく。今日は痩せたな。