イタリア旅行記

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イタリア旅行記
1日目
スーツケースには着替えとガイドブックと夢ですでに満杯だった。もちろんお土産をいれるスペースは確保してある。その辺はさすが彼女といっておこう。今回はツアーだったので一緒に行く人たちがすごく気になった。羽田空港について集合場所につくと、オバタリアングループはいなくて、ほとんどが同年代の若い(?)新婚と思われるカップルだったのでまずは一安心。それよりもマナーの悪そうなイケメンとヤンキーぽい格好のカップルが気になった。てかカップルって死語?あとあと二人ともいいやつと認識を改めることになるのだが。
長い長いフライトでエコノミー症候群になりそうになりながらミラノに到着。お昼過ぎに成田を出発して12時間たったのに、まだ夕方。しかも9月なのでサマータイムを導入しているため、7時でもまだ明るい。なにげなく目に飛び込んでくる植物の形や道路標識など、すべてが日本と違う。う~ん、異国の地というのはわくわくさせてくれるぜ。バスでホテルまで移動中に寄ったバールで、言葉が通じていないことも新鮮だ!?なんとかミネラルウォーターガス抜きを購入するが、イタリアは結構物価が高い。てか今ユーロが強いから仕方がないのかも。
本日はアタホテル・クオークに宿泊。イタリアのホテルにしてはきれいだと思う。四つ星だけど、しかしこれはあまりあてにならない。夕飯は機内で食べたのでなし。JALの洋食は結構おいしいかった。そして疲れていたので、すぐさま就寝。
2日目
本日はミラノ観光。だが雨。実は我々は二人で1本の折りたたみ傘のみ。ちょっと小雨になったので、購入はせずにやむことを祈る。ドォーモやスフォルツェスコ城を観光。さすがイタリア、町全体が博物館みたいだ。教科書の中の世界が目の前にあった。
途中でお昼を街中のトラットリア?でミラノ風リゾットとカツレツを食べる。初めてのイタリアらしい食事。・・・。次に期待だ。しかしイタリアでは食事が出てくるのが遅い。日本人はせっかちなんだろか。そしてちょっとした自由時間をつかって買い物を楽しむ。こじゃれた本屋で自転車の雑誌や、スーパーUPIMでキッチン雑貨を買い込む。メガネ屋さんにもまわりまくる。集合時間ギリギリにジェラットリアに挑戦し、2.2ユーロですむところが2.5ユーロ払ってしまった。集合時間のせいで文句がいえなかったぜ。
夕食はホテルでペペロンチーノ他。朝食もこのホテルのビュッフェだったのが、小さいビンのジャムもいっぱいお土産にもらったし、結構好き。(自分らがオバタリアンじゃん)団体行動に飽きた二人は夕食までのちょっとの時間でも外出して歩き回る。が郊外のホテルだったので新しい発見もないまま帰ってくる。疲れた。
3日目
バスでベニスに移動。途中でお土産屋さんに寄るが、いかにも日本人向けの店構えがいやで我々は何も買わず。でも後で後悔することになる。お昼に一旦ホテルに寄って荷物をおいてから観光。と、ホテルの近くに自転車屋発見!実は今回の旅行先をイタリアにした理由のひとつが自転車の国だからです。(理由の大半は彼女が行ったことがない国だから)是非自転車屋でかっこいいサイクルジャージが欲しい。ということで午後の観光が終わった後に行くことに(自分の中で)決定。
船でベネチア本島に渡り、イカスミパスタを食べ、ためいき橋なんかを観光し、ベネチアンガラス工房へ。なんで働いている人日本語うまいんだろ?カードは何でも使えます。VISAカード、MASTERカード、JCBカード、クリスマスカード、とこそばゆいギャグはどこで習ったのか。その後、自由時間にくるくる迷ってみたのですが、ベネチア本島は物価が高いと聞いていたのでなにも買わず。また歩きすぎてぐったりする。次にゴンドラに乗って運河をくねくね。みんなが手を振ってくれてアイドル気分。だめだめ。今日はプライベートなので写真は勘弁してね。と思っていてもゴンドラに乗っているところをたくさん取撮られた。しかし、撮っていた一人はその後なんと我々がホテルまできて、写真買わないかと営業していた。おそるべし。ケチケチな二人はもちろん無視したけど。そうそう、楽しみにしていた自転車屋はすでにしまっていた。イタリアは店がしまるのが早すぎる。ちぇ。しょうがないので店の外から物色してみたが、愛しのde rosaはないみたい。
今日のホテルは。アメリカンスタイルのきれいなホテルでしたが、食事に2時間近くかかった。料理出てくるの遅すぎ。ちなみにイタリアのホテルの朝食はどこもビュッフェスタイルだったのですが、日本のホテルのほうが断然よいです。基本的に塩辛いし、サラダはないし。でも駅から近いしまぁまぁ新しいし、このホテルはあたりだと思う。
4日目
今日はフィレンツェへ移動。バスの移動はらくちん。~の丘でダビテ像と写真を撮る。街中で中華料理を食べて、さっそく美術館を観光。なんか数学と芸術って密接な関係があるようだ。有名な画がごろごろと無造作においてある気がする。フィレンツェのドォーモの中ももはや観光場所。ここでデジカメの電池がなくなってきてしまったのでインスタントカメラを買うことに。露店でかったのですが、ちゃんとした店よりかなり高い。しかし背に腹はかえられない。有名らしいジェラットリアでダブルのジェラートを食べる。
今日のホテルフローレンスはちょっとがっかり。かなり郊外だし、かなり古いので施設は悪いし、飾っている絵は怖いし。まさにイタリアらしいホテルでした。しかし郊外ということで食料品のスーパーには期待できる。さっそく教えてもらったところにいくと、大量購入するためのものばかりだが、やっぱり安かった。
5日目
まずはバスに乗ってピサへ。この町は都会過ぎずにいい感じ。なんか知らない街を旅してみたいという歌にぴったりな感じ。(へんな例えですみません)ピサの斜塔に運がよければ登れるよということで、申し込む。あまり待たずに上ることができた。結構小さいなと思ったけど、登ってみるとまぁまぁ高くて、遠くの山々の景色が美しかったです。そして恒例らしいピサの斜塔を支えている写真を撮って、一旦フィレンツェへ。午後はプラプラするか、アウトレットにいくか迷っていたけど、結局アウトレットのザ・モールへ。グッチやらアルマーニやらゼニアやらいかがわしいブランドが並ぶ。彼女はくるくる楽しそうに見回っていたが、結局バックを買っただけ。(ほっ)自分も強引に記念だからと彼女にいわれつつグッチのベルトを購入。普通に安いし、さらに免税になるしね。フィレンツェに戻ってから夕飯を食べに街中をさまよう。途中彼女の友達に頼まれていたベネトン子供服を購入。そしてその友達お勧めのピッツァレラ・ダンテに入る。アジア人でなめられたのか、一番入り口の席に座らされた。イタリア語のメニューはわかりにくいがよく読むと理解できる。生ハムメロンとポルチーニ茸が載ったなんかの肉とピザ・ナポリを食す。ボーノ!そしてこれまたおすすめのジェラットリアでジェラートを食べながらホテルへ帰る。てかタバッキもうやってないじゃん。バスに乗れん。しかたないので、夜のフィレンツェを歩いて帰った。途中自転車屋を発見するも、もちろんしまっている。縁がないのかこっちにきてからロードレーサーの姿もみていない。道に迷いはしなかったのですが1時間も歩いたよ。
6日目
あまりおいしくない朝食を食べると、ローマに移動。今回の旅行も終盤だ。さっそくバチカン市国に入国して、観光。ついにおみやげ物に手を出してしまう。トレビの泉ではまたローマに来れることを願ってコインを投げる。スリに気をつけましょうといわれるが、だんだん意識が薄くなってきた。そしてホテルに戻る。今回はホテルキリナーレ。今まで一番イタリアらしいホテルらしいということでびびっていたが、きれいでうれしくなってしまった。
そしてこの日はカンツォーネを聞きながらのディナー。バスに乗って川沿いの高級そうなレストランテに入る。はじめは堅苦しいイメージだったのですが、司会者がとっても楽しい人で、イタリア語、英語はもちろん、日本語もはなせるし、歌やパフォーマンスまでこなす超人なのだ。こんなに楽しいディナーははじめてかも。途中ソプラノを歌っていた女の人がカルメンの歌を歌いながらテーブル客を見定めるようにくるくるまわってきた。自分も彼女の前であごをなでなでされました!
7日目
今日は買い物の日。青の洞窟へは行かずにフォロロマーノや真実の口、スペイン広場をまわる。そうそう、旅行前に調べてきた自転車屋に、今日こそ行くぞ。と地下鉄やら徒歩やらで下町っぽいところまでいく。結構中心地からはすれたのでさすがに観光客はいないようだ。なんか楽しくなってきた。とガラクタ市みたいなの発見。自転車屋も確かにある。店に入ってイタリアでしか買えなそうなジャージをみてみると、・・・日本で見たことがあるのばっかりだ。ちなみに値段は、と書いてないないので店員さんに聞くことにしたが、まったく英語が通じない。なんとかジェスチャーでわかったが、やっぱり高かった。ちょっと残念。途中世界のマックでデラックス(プレミアだったかな?)チーズバーガーを食べる。おいしいけど3ユーロは高くない?
歩き疲れてくたくただったのでホテルの近くのトラットリアで夕食をとる。しかし、料理は間違えるし、遅いし、デザートも頼まないで(チップもあげずに)でてきた。ま、おいしかったけどさ、ライスコロッケ。ローマ三越に置いてあった地図に自転車屋が載っていたので行ってみると移転しましたのチラシが。ぉぃぉぃ。
てかローマも立派過ぎ。京都みたいな感じだけど。歴史的背景がわかればもっともっと楽しいに違いない。さて明日は最後の日。買い物の日だったのにあんまり買えなかったのでがんばらなくては。
8日目&9日目
さて、素敵なテラスでの朝食を終え、さっそく地下鉄でもう一度スペイン広場の高級店へ。なんかお土産買いにきたみたいだな。結局フルラのバックや、安物のネクタイを買って、終了。ちょっと高級そうなバールでお昼をとり、今回の旅行も終了。おとといのカンツィオーネディナーで聞いたアリデベルチローマを思い出す。
ローマの空港からミラノ空港へアリタリア航空で移動。その窓からとった写真が青い自転車とどこまでも。の一番上にある画像。本当はもっときれいだった。ミラノ空港では免税店を楽しむ。てかこの後に及んでお土産を買う買う。おかげで小銭を全部使いきったけど。帰りの日本への飛行機はJAL。映画も飽きたぜ。
9日間というのは結構短かったなぁ。イタリアは国全体が京都みたいな感じです。でも次回はジロデイタリアが開催されているときに行きたいです。

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