ApertureでiCloudのフォトストリームへのアップロードが遅い場合の対処
先月(2014年5月)くらいからフォトストリームへのアップロードが遅いと感じるようになっていた。
具体的には130枚の写真をiCloud「自分のフォトストリーム」へアップロードするのに、丸二日間(48時間)以上かかっていた。これでは使い物にならない。
はじめは、2014年5月2日にAppleがiTunes Matchの日本版を開始したので、iCloud側のサーバ負荷が原因かなとのんびり構えていたのだけど、色々検索してみた結果、自分以外アップロードが遅いと騒いでいる人はいなそうであった。ということはiCloud側の問題じゃなくて、自分の環境の問題か。解決方法を本気で探さなくては。
ということで、Appleサポートへ連絡することに。Appleサポートの問い合わせカテゴリー的に「Aperture」か「iCloud」かの窓口を選ばないとダメなんだけど、自分の環境起因ならば、Apertureのほうかも、ということで問い合わせしようとしたら、このカテゴリではメールでの問い合わせは無くて電話なのね。ちなみにAppleは自分が電話をかけるのではなくて、自分にかけてきてほしい時間を指定する方式が選べる。待たされる心配がないのでよい方式ですね。
で、Appleサポートから予約した時間ぴったりに電話がかかってきたので、詳細内容を説明して、解決方法を仰ごうとしたのだけど、この事象が起こっているという報告はないとのこと。問題点を切り分けるためにiPhotoでも発生するかと聞かれて、試してみたところやっぱり遅い。となるとApertureの問題ではないかも知れませんね、と言われ、解決するかどうかわかりませんが以下の手段を試してほしいと案内された。
ApertureライブラリのFirst Aidツール
「command + option」キーを押したままの状態で Aperture を起動すると、「フォトライブラリ First Aid」ツールが使えるようになる。その中の以下2点を実行した。
- アクセス権を修復(ライブラリ項目のアクセス権が適切ではない場合に修復する)
- データベースを修復(ライブラリの内部構造が破損している場合に修復する)
フォトストリームのオン/オフと全削除
オン/オフはApertureの環境設定→iCloudで簡単に制御できるのですでに試していて効果はなかったのだけど、削除は1枚削除して再度アップロードしても変わらないという結果だった。今回はApertureのインスペクタのiCloudから、自分のフォトストリームを選択して、中の写真をすべて削除した。
結論
アップロード速度が無事回復しました!
同時に試してしまったので、どちらの手段が有効だったかはわかりませんが、フォトストリーム上の写真を全削除することでおかしなキャッシュがクリアされ、うまくいったのかなと思います。iPhotoでも発生した原因にも合致するし。でもApertureライブラリの修復も有効手段だと思います。これによりApertureの動作が安定した気がします。
Apple製品のノウハウはWEB上にたくさんあるけれど、Apertureのノウハウは、マイナー製品なのか、まだまだ少ないなと思いました。とにかく解決してよかったです。Appleサポートの対応も好感がもて一層Appleファンになりそうです。