MacPro(Mid2010)Mojaveとwindows10の共存

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紫陽花

MacPro2010 Mojaveにwindowsをクリーンインストール

ほぼ写真と動画用のストレージ端末としてしか利用されていない我が家のMacProですが、なぜかBoot Campでwindows8.1が導入されています。

1TBの3.5インチHDDが余っていたのと、windows8proのライセンスが有ったので、macOS(OSX)がEl Capitanの時代からBoot Campを利用してMacProに内蔵した1TB_HDDをwindows8.1用に利用していたのです。

現状にそこまで不満があった訳ではなかったのですが、OSをMojaveにバージョンアップした際に、MacPro(Min2010)はBootCampのサポート対象外となりBootCampアシスタントが利用できなくなっていました。これはサポートが外れただけで、Mac起動時にoptionキーを押すことでwindows8.1とMacOSを切り替えられるので困っていませんでしたが。

そもそもそんなにwindows8.1を利用することが少ないのですが、先日久々に起動したらHDDからカリカリという嫌な音が聞こえてきました。windows上の動作も(SSDのMojaveに比べると)心なしかもっさりしているように感じます。別にwindowsが利用できるマシンがあるのでHDDが壊れてもそんなに痛手ではないのですが、せっかくのwindowsライセンスが勿体ないなと思って、最近値崩れが激しいSSDに換装しようかなと思い立ちました。

マウンターを含めて3,000円ちょっとでSSD化できるなんて、なんて素敵な世の中なんでしょう。容量は120GBとはいえ、昔1万円以上の金額で買ったことがある人間なので、技術の進歩に少し感慨深いです。ということで値段もそこまで高くなかったので速攻で注文しました。

今回は、HDDからSSDへの換装ですが、MacPro2010のMojaveだとBootCampアシスタントが使えないので、標準的なやり方では再インストールはできません。そこで、あまり深く考えずにディスククローン(HDDからSSDへのコピー)をすれば良いだろうと、適当にググって「EaseUS Todo Backup Free」なるソフトを利用してwindows8.1をそのまま新しいSSDへ移そうとしたのですが、なぜか失敗し、しかもコピー元であるwindows8.1が格納されているHDDがクラッシュして起動しなくなってしまいました。ブルースクリーンなんて久々にみました。何も調べずに適当にホイホイ進めたのがまずかったのでしょうか。コピー元がコピー先のパーティションサイズを超えないように事前に変更などはしていたのですが。

こうなっては仕方がないので、Boot Campを利用しないで、新しいSSDに、windows8.1を新規でインストールすることにします。MacProは古き良き時代のDVDドライブが付いているので、windows8.1のisoファイルをDVDに焼いて、Mac起動時にoptionキーを押し続けてDVDからブートさせます。この際、DVDアイコンのEFI BOOTだとうまく行かずにwindowsを選択するとうまく行きました。

先にSSDをexFATでフォーマットしておいたのですが、結局OSインストール時にそのままでは利用できずにNTFSに再フォーマットするとか、ちょこちょとと面倒なことはありましたが、概ね順調にwindows8.1がインストールされました。しかし、そのままだとBootCampを利用していないためMacProのハードウェア用(Apple用)のドライバが導入されていません。そこでAppleからドライバやサポートソフトウェアをダウンロードしてきてそれを導入することになるのですが、MacPro2010の場合に利用する「Boot Camp Support Software 5.1.5621」がAppleのサポートページからダウンロードでき、setup.exeを実行することで無事にドライバを導入できました。

これで、まっさらなwindows8.1がSSD上にインストールされて、めでたしめでたし、だったのですが、今回のお話はここから先がメインです。前段が長すぎましたが。

Windows10へのアップグレード

windows7や8.1を使っている場合に、windows10へ無償アップグレードができる期間が有ったことは知っていましたが、なんと現在でも「Media Creation Tool」を利用することで無償アップグレードができるというのです。しかもこのツールは怪しげなものではなくMicroSoftが配っているものなので安心です。MacPro2010はwindows10をサポートしていませんが、そもそも今回BootCampアシスタントを利用しないでインストールしてしまったので、もうサポート対象とかこだわる必要もありません。失敗してもいいやという気持ちでwindows8.1からwindows10へのアップグレードを試しました。

今回マイクロソフトのページからダウンロードしたメディアクリエイションツールは「MediaCreationTool1903.exe」。

※この「1903」というバージョンが問題でした。

インストール自体は時間がかかりましたが、うまくいったように見えました。しかしwindows10へログインしてから10秒くらい経つと毎回ブルースクリーン(WDF_VIOLATION)が出るようになってしまいました。最近ブルースクリーンをよく見かけますね。

ググってみると、「Windows 10 May 2019 Update (version 1903)」をMacにインストールしたWindows 10に適用しようとすると、Appleが提供しているドライバのMacHALDriver.sysに互換性の問題が発生し、ブルースクリーンになるんだとか。なのでマイクロソフトは対象のMacに対してversion1903の提供をブロックしているようです。

なんということでしょう。確かにMediaCreationToolを実行した際に「machaldriver.sys」がこのバージョンに対応していないぞと警告が出ていた記憶があります。とはいえスキップできたのでそのままインストールを進めてしまったのですが。しかもmachaldriver.sysを無効にするにも、ログイン後10秒では自分には無理でした。

仕方がないので、Mac起動時にoptionキーを押して、windowsを選択する画面を出すのですが、windowsを選択する際にも再度optionキーを押したままにすることでwindows10の復旧画面を出して初期化を試みます。これはOS再インストールに時間がかかるのであまりお勧めできるやり方ではありませんが、Appleのドライバを導入する前の状態に戻すことができます。つまりMacHALDriver.sysを含めて全てのドライバが当たっていない状況になります。

とりあえずブルースクリーンがでる状況はこれで打開できました。しかしAppleのドライバが導入されていないので使いにくい状況です。そこで自分が参考にさせていただいたのがこちらの(英語の)サイト。

https://www.crystalidea.com/blog/bootcamp-and-windows-10-1903-may-update

自分の場合は、Boot Camp Support Software 5.1.5621を再度導入して、再起動前にMacHALDriver.sysの拡張子をリネームして無効にし、その上でBoot Camp サービス6.1.7483を導入しました。(いきなりBoot Camp サービス6.1.7483を導入しても良かったかもしれませんが、Boot Camp Support Software 5.1.5621はMacPro2010対応ってあったのでMacPro2010特有のドライバが含まれているかもしれないと思って)

Boot Camp サービス6.1.7483の導入は、brigadier.exeを使用しました。これはAppleの公式サイトから指定した機種に対応したBoot Campサポートソフトウェアをダウンロードするツールなのですが、事前に7-zipを導入しておかないとせっかくダウンロードしたものが解凍されず終了してしまうので要注意です。また、brigadier.exeは機種を指定せずに実行すると、自分の場合は機種判定がMacPro5,1となり、かなり古いサポートソフトウェアがダウンロードされてしまいます。先のサイトの例のように

brigadier.exe –model iMacPro1,1

と、コマンドプロンプトで実行する際にはiMacPro1,1を指定しておきましょう。これでダウンロードしたものが、「Boot Camp サービス6.1.7483」になります。

ちなみに、1903のWDF_VIOLATION問題は、マイクロソフト側が対応策を考えているとのことで、基本的には今は1903にアップデートせずにマイクロソフトが対策した後に1903にアップデートするというのが正しい手順だと思います。古いMacで先走って1903にあげちゃった人だけが苦労することになりますのでご注意を。

ということで、気楽に始めた割にはかなりの時間がかかってしまった MacProのwindows8.1のSSD化作業は無事に終わりました。結果的には最新のOS、windows10になったのでより長く利用できるようになったのは良かったです。OSのインストール時は何回か再起動がかかりますが、デュアルブートなMacの場合、都度optionキーでwindows側のブートを指定する必要があるので結構つきっきりで作業します。ただ待つだけなんだけど、本を読みながらだと、optionキーを押し忘れてMojaveが起動してくそぅという気持ちに何度かなってしまいました。

これで、SSDにより静かでキビキビした、何に使うかわからないwindows環境が手に入りましたとさ。疲れた。

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