走ること
自分は運動が苦手だ。小さい頃から臆病で、公園や体育では必然的にみんなより遅れをとり、苦手意識は一層深まった。
そんな自分でも、走るという行為は嫌いではない。
恐らく、走るフォームとかは不格好だと思う。そして人より相当努力をしなければ速くも走れないと思う。
でもカッコよく走るとか、人より速く走るとか、そこを目的にしなければ、こんな自分でも、ほどよい疲れが結構気持ちいいものだとは感じることができる。
本格的なのは別として、走るという行為は、あまり運動神経を必要としないのでは、と思っている。だから苦手意識もない。
そして、走っている最中は少しは苦しいんだけど、本当にゆったりと走れば、かなり楽にも走れる。疲れたら止まって休んだり、コースをショートカットしたりもできる。自分で負荷を制御できるのもとても気に入っている。
走っている最中は、落ち着いて事を考えることができる。逆に、負荷をかければからっぽにだってできる。頭の整理にもいい。
さらには、もしかしたら、痩せることができるかもしれない。体力がつくかもしれない。(あくまで可能性です。走った後に、走ったから大丈夫とかいって甘いもの食べたりしちゃうのがオチですから)
そう、大抵の場合、走ることはいい事づくしなのだ。
と、走ることは嫌いじゃない、いや、好きになっている自分ではありますが、案外嫌なこともある。
嫌なこと1番目は人目。
中途半端な知り合いや近所の人に「あの人、運動しているんだ」と見られるのが少し苦手です。
一緒に走ってくれるような人(同レベルの人に限る)であれば、むしろ積極的に知ってほしいけど、本格的にやっていない自分のようなレベルでは、ひっそりとしていたいものなのだ。
目の色素が薄いのでサングラスをなるべくかけているんだけど、それが恥ずかしかったりも。そもそもサングラスしちゃえば誰だかわからないはずなのにね、意識しすぎ。
2番目は疲れ。
体力的にも年齢的にも次の日にぐったりしている可能性もある。長く走ると筋肉痛にもなったりする。とにかく後の予定にも響く可能性があるのはいやだ。
細かい事をいうと疲れた体で汗を流すのが面倒だったり、洗濯物が増えるのもいやだ。走る前にアミノバイタルなどを飲み、準備体操をしっかりすれば、ある程度軽減できるかもしれないけど、ちょっと面倒。
でもまぁ、そんな嫌なことを上回るくらいは、好きだ。
最近特に気に入っているのは、知らない場所を走るということ。
ある程度人目を気にしないで走れるし、新しい道はなにより楽しい。
例えば、車で出かけて、少し田舎まで行ってから適当な駐車場をスタート&ゴールにして走るとか、電車やバスで移動して降り立った場所をスタートとして、家までを走るとか。この前、横浜の友人の家に遊びにいったときに、山下公園や山手を友人と一緒に走って、すごく楽しかった。
走ったことをNike+などで記録するのも達成感が味わえてよい。ライフログにもつながるしね。
そうそうログといえば、カメラを持ちながら走りたいです。iPhoneは持っているので、それが気軽に取り出せるようになればせめてよいのだけど。背中のポッケやSPYBELTでは少し面倒だ。走っているとなぜかいい景色に出会えるんだよね。
ちなみに、ここでいう”走る”は、ジョギングと自転車、両方の意味です。
ということで、一緒にゆっくり走ってくれる人、募集です。