ひと駅、歩こうか。

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夢の大橋

なんだか素敵な気持ちになれたので、なんとかこの気持ちを共有したいと思う。

それは春と初夏の間の、晴れてはいたけどそんなに暑くはない、それだけで素敵な朝。

通勤時に歩きやすいスニーカーとデニムパンツを履いて、勤務地最寄駅の手前の駅で降りてみた。

時間的に余裕もある。少しだけのんびりゆっくり歩く。

写真は夢の大橋をわたっているところで、人通りはほとんどないし、空を遮るものもなく、とても解放的な道だ。

この橋の、丘になっている部分の向こうから、揃って帽子とポロシャツという格好の初老と思われる5人が歩いてくる。

初めは頭だけが見えて、徐々に全身が見え、そして映画のように5人が横一線に並んでいた。

すれ違うときに、軽く会釈を交わした。カメラを携えている人もいた。

なんだか5人がとてもかっこよく見えた。

着ているモノがよかったわけではない。なんとなく、今日は外出するのでいつもと違うものを着てきましたという気がした。

それが羨ましく感じた。

自分も、将来カメラを持って、少し遠出するような大人になりたい。

それだけなんだけど、普段歩かない場所でいつもと違う風景に出会い、知らない人と会釈を交わすのって、なんだか素敵だなと思いました。心にも余裕ができたって感じ。

ひと駅、歩く

ということで最近のマイブームは会社の行き、もしくは帰りに、ひと駅歩くこと。これを皆様にもお勧めしたい。

もちろん、ひと駅といっても距離は一定じゃないので、ひと駅にこだわる必要はない。

けど、自宅の最寄り駅や勤務地側の駅だけじゃなくて、乗り換え駅だってこの方法は使える。都会のゴミゴミしたところを歩くのも結構楽しいし。もしくはわざと遠回りするというのだっていい。

歩くためには少し時間に余裕がなければならない。たぶんその時の時間が大切な場合は歩いてみようかなどとどのみち考えない。逆にいえば歩いてみようかな?と迷った時点で、歩いても生活に支障がないくらいの余裕があるのだ。

そう、余裕は、生まれる物じゃなくて、つくるものなのだ。きっと。

ただ、自分はいつもと違うということが楽しいこともあり、ひと駅歩くことがいつものことになったとき、新しいことを考えなければならない。でも通勤経路だけでも無限のオプションがあることを忘れないようにしよう。

そして、誰かと一緒に歩くというオプションも素敵である事を蛇足ながら付け加えておく。

そして、ダイエットになるかもというよこしまな気持ちをもっているならば、それなりの強度が必要であることも蛇足ながら付け加えておく。

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※このエントリーは「気持ちいい方の道」を読んで、感銘を受けて書きました。

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