クルマを買った話
まだ納車されていないのですが、全然合理的では無い理由でクルマを買い替えました。
まあ自分の環境の場合、クルマを持つということ自体合理的では無いのかもしれませんが。
現在乗っているクルマはインプレッサ(BEAMS EDITION 15S)で、4人家族にはちょうどいい大きさです。2007年に発売された古いクルマでありますが、そこまで古臭くない見た目も案外気に入っています。
でも、不満がないわけではありません。
- 鼻(フロントノーズ)が長いので信号の無いところでの右左折に難儀する。特に実家から県道に出るとき。
- 燃費が悪い。高速以外では多分8km/lくらいです。
- 重たい。登りが遅いので登坂車線を使っています。発車時もワンテンポ遅れるような。
- タイヤの溝がツルツル。(いや交換すべきなんですが。)
- パワステベルトの緩みが原因でハンドルからキュルキュル音がする。(いや修理すべきなんですが。)
- 車内が臭い。(頑張って清掃しているのですが。)
- 長時間運転していると疲れる。
- 12年乗ってきたので飽きてきた。
つまりは、飽きてきたんだと思う。
ちなみにミニ四駆は好きだったりするので、クルマ自体は嫌いじゃないけど、運転する事にあまり楽しさ(喜び)を感じません。むしろ渋滞とかにハマったりめっちゃ細い路地に迷い込んだり首都高などの合流に気を使ったり、と特定のシーンでは運転は非常に疲れるので、なるべく運転したくないとさえ思います。
でも運転が疲れるって、もしかすると今のクルマが自分に合っていないだけなのかもしれません。
今のクルマは必要十分だし、愛着もあるんですが、自分に合っていないのであれば、そろそろ次のクルマを考えてもいいタイミングなのではないかと。12年で50,000kmしか乗っていませんが。
という事で、なんとなくですが、次のクルマを買うとしたら、どんなのがいいかなと思い始めたのが2019年末くらい。次の車検は2021年3月なのでゆっくり検討すればいいやと思っていたのですが。
なんだかんだで、2020年3月末日に契約をしてしまいました。
全く持ってここで説明できるような合理的な理由はありません。正直クルマを持たないという選択肢も検討していたくらいなので、生き急ぎすぎた感はあります。時間はあるのでもっと価格交渉をしたり、自分のライフスタイルから様々なクルマを比較検討すべきだと思います。
でも、まあ、今のクルマの価値が少しでもあるうちに、そして早く自分に合ったクルマに触れたい、(あと決算時期)という事で決めてしまいました。
買ったクルマは、いわゆる大衆車であるフィットです。
自分の場合のクルマの選び方は、以下になります
- クルマについてはある程度情報が揃っている国産車が良い(修理代とか相場がわからないのは嫌)
- 家族に関係者がいるのでできればHONDAを優先的に考える
- マンションが機械式の駐車場なので全高は1,550mm以下のクルマにする
- 取り回しがしやすいように大きめなクルマは避けたい(特に鼻が長いのは嫌)
- でも荷物はある程度積みたい
- 燃費や価格は結構気にしたい
- 運転が楽になる機能は積極的に使いたい(バックモニタやACCなど)
- 軽自動車は、親のN-Oneを乗った後にインプレッサを乗るとやっぱこっちがいいと感じたのでナシ
大きな買い物をするのにも関わらずホンダのディーラーだけしか行っていないのですが、条件に合いそうなのはフィットしかないじゃんと思って速攻で決めてしまいました。
今回の新型フィット(2020年2月発売)は「心地よさ」がテーマだそうで、なんとなく人間中心思考であるデザインシンキングで作られたクルマなのではないかと思っています。だとすると面白いクルマなんじゃないかと。カタログに載せる数値よりも大事な部分だと思うのですが、それが伝わらないと購入に繋がらないのでなかなかチャレンジングなテーマだと思っており、これが本当に心地よいと思えるのならば今後のクルマの販売方法は大きく変わってくるのではないかと思います。(カタログを作るよりもVR動画を作る、など)
正直、試乗レベルでは心地よさはあまり感じられていません。彼女のインプレッサよりも狭くなったねという感想が胸に突き刺さっています。
ホンダジェイドというなかなかにマイナーで素敵な6人乗り車も少し検討したのですが、一人で乗ることも多いので結局小さめサイズに落ち着きました。
でもクロスターという見た目とサーフブルーという色はなかなかチャーミングなんじゃないだろうかと思っています。車格とかステータスは一番気にしないポイントだけど、なるべくなら人と被りたくないという部分が自分に少し合ったりもすると思います。
なお、e:Hevというハイブリットにしたら、インプレッサよりも高いという事実に気づき、優先度がぐらつきそうになりました。
新型コロナの影響で納車が遅れていますが、新しいクルマは少し、いや結構、本当は相当、楽しみであります。