在宅ファッション
在宅勤務が増えてきて、ファッションがほんの少し、変化した。
会社に着て行く服が欲しい時は、襟付きのシャツをまずは探していたが、そもそも「会社に着て行く服」という概念がなくなってきた。
自分の環境では、顔を出してのオンライン会議があまりない、というのがファッションの変化をもたらした主な要因だと思っている。
最近はTシャツとハーフパンツで仕事をしていることが多い。仕事をする上で、気は引き締められないが、とてもリラックスできている。まあネクタイをして気合いが入るような自分でもないけど。
ということで、会社に着て行く服は不要になり、休日に着ていた服で在宅ワークをしているのが現状だ。
髪の毛にしたって、整髪料をつける事も少なくなってきた。明らかにヘアワックスの減りが遅くなった。
もちろん、最低限の寝癖は直すようにしている。しているけど、それは整髪料ではなくSUCCESS育毛トニックで髪を濡らして整えるくらいだ。育毛トニックの効果は正直わからないけど、寝起きにクールな刺激が気持ちいいし寝癖直しにはぴったりだと思っている。
たまにビデオをオンにした時に備え、流石に寝癖がある状態で顔を出すのは恥ずかしいという微妙な男心なのです。Tシャツで参加するのは(基本無地などの地味めのものをチョイスしているので)抵抗がございません。
ちなみに購入する場所は、もっぱらファストファッション。GUとかでは590円でちょい大きめなリラックスフィットなTシャツが買えちゃうんだもの。
つまりファッションが変化した、というのは「きっちりした見た目かどうか」から「着心地が楽かどうか」という基準で洋服を選ぶようになったということだ。
そして、このリラックスしたファッションに慣れてくると、ちょっとくらいの外出だったらそのままの格好で外に出れるようになってきてしまう。
鞄とか、スニーカーとか、それっぽい(例えばアウトドアっぽい)ブランドのものを身につけていれば、トータルそれなりの見た目になると自分では思っている。パトリックの靴とか、ミステリーランチの鞄とか、ノースフェイスのハーフパンツとか混ぜ込んでおけば、他は全部GUでも問題ない、というか他人はそこまで自分のファッションに興味ないのだ。
ちなみにハーフパンツも、無印良品で見つけたいいインド綿ショートパンツ1,990円が履き心地がよく、いよいよ全身ファストファッション化が進んできた。しかも見た目もそれなりに良く、ちゃんと着こなせば決して悪くないはず。
さらには、ちょっとくらいの外出の範囲も、近所のコンビニ程度から、車で行くスーパーに範囲を広げて、今では郊外型ショッピングセンターも余裕になり、もはや埼玉県内ならどこでもリラックスファッションで大丈夫だということに気づいてしまった。いや整髪料は付けて行きますよ。
楽ちんな洋服で、しかも安いって最高ですね。
と、パンツは伸縮性があり腰回りがゴムのショートパンツを着用し、Tシャツは大きめサイズのゆったりなものを着用していると、自分が多少太っていても気づかずに着用できてしまうという罠に、ひっかかってしまっていることに気づかずに。
そう、結構太ってしまっていたのです。
在宅のせいで平日は家からほとんど出なくても良くなってしまったのと、近所の「おかしのまちおか」のせいなのは確実なのですが、しかし洋服で体型を隠せてしまうのですよ。
本来は痩せようと努力すべき方針が、洋服で隠れるから後回しでいっかとなってしまう。
そして案外ダサくないのも、ダイエットに踏み込めない一因です。
ユニクロで購入したスーピマコットンのTシャツは定番のシルエットでちょっと薄いけどその分涼しく感じるのでお気に入りだし、GUのルーズフィットTシャツは洗濯するとテロテロにはなってしまうものの流行の最先端っぽいシルエットが悪くはない感じだ。
いい歳したおっさんではあるけど、GUの値段ならば失敗しても、という気持ちで新しいファッションにも挑戦できるのだ。たぶん。
そうそう、子供の夏休み期間に(骨折した娘を)学童へ送り迎えしていたというのも、ファッション変化をもたらした要因の一つだ。自転車に乗るのに、きちんとした格好なんかしたって汗で汚く見えるだけだ。いかに涼しげな格好ができるかがポイントなので、休日ファッションになってしまうのは致し方がないと思います。
まあファストファッション最高ってわけでもなく、やっぱりGUやユニクロの洋服は賞味期限が短めだと思うし、きちんとした値段を出して気に入った洋服の方が気分が上がるのも確か。トキメキを求めるならばある程度いいお値段になるのは仕方ないのですが、3,000円程度のTシャツですら高いと思ってしまうのは、ファストファッションの大きな弊害ですね。