スローシャッターでの撮影方法

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Slow Shutter

写真には人間の目では見えない世界がある。

その一つが、スローシャッターと呼ばれる、時間をゆっくり止める撮影方法で撮った写真である。

スローシャッターでは、長い時間シャッターをあける事により、高速で動く物は写らなくなり、光の軌跡は残る。光や水の流れ、躍動感を表現するにはもってこいの撮影方法だし、なにより人間の目では見えていない世界なので、インパクトのある写真が撮れる。

三脚が必須ではあるが、比較的簡単に撮影できるので、一眼カメラを始めた人はぜひチャレンジしてほしい。

スローシャッターの基本の設定

基本的にはカメラを三脚で固定して、数秒間シャッターを開けっ放し(長時間露光)にすればいいだけなんだけど、参考までに自分のカメラの設定を紹介する。

  • 撮影モード:マニュアル
  • シャッタースピード:バルブ
  • 絞り:F11〜25
  • ISO:100
  • ホワイトバランス:オート

時間帯にもよると思うが、上記の設定を基本として、シャッタースピードでバランスを調整している。シャッタースピードがBulbなので、自分で適当にあたりをつけて、シャッターを開閉してみて、暗かったらもう少し長めに、明るかったらもう少し短めに、という調整になります。あと絞りはぼかす必要がないし、長時間露光で明るさも問題ないので絞れるだけ絞ってしまっています。

ちなみに上の写真で13秒くらいシャッターをあけています。13秒間カメラを固定するにはそれなりにしっかりした三脚があるとよいかと思います。

三脚以外には赤外線リモコンやリモートケーブルなどがあると、シャッターボタンを押下したときの振動も防げるので、オススメです。

撮影の準備

三脚さえあれば、基本的に問題ないのですが、撮影時間帯には注意した方がいいかもしれない。

例えば下の写真はまだ陽が沈んだばかりの比較的明るい状態。これくらいならばなんとか長時間露光ができるけど、これが晴天の昼間ではどんなに絞ってもISOを下げても、シャッタースピードは1秒もあけていられず、ほとんど流れが感じられない写真になってしまうだろう。

東上線

あと必要なのは、恥ずかしがらない強い気持ち。

三脚持ってカメラ構えると、何を撮影しているのだろうと、好奇の目で見られるんだよね。もちろん自分だって誰かが撮影していたら何を写しているのか気になるし。

これに耐えてまで撮影しようという心構えが一番重要だと思います。恥ずかしいのは撮影開始時だけです。たぶん。

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