道の駅「龍勢会館」に同期4人が集合した。本日はロードレーサーデビューの初々しいビアンキ超人がいたので、ヒルクライムの楽しさを知っていただくために龍勢ヒルクライムのコースを走ることにしたのだ。しかしこの超人は、コンパクトドライブを装備しておらず、ヒルクライムの苦しみを人一倍味わうことになったのだった。これで自転車に懲りたら格安でビアンキを譲っていただく作戦だったのは内緒だ。そして払沢の滝でもご一緒した黒い自転車と、今回初めて一緒に走ることになった乗鞍ヒルクライムにも出場していたキャノン君(ひそかにライバル視をさせていただいた)が参戦した。
龍勢会館を出発し、まずは小手調べの軽い上り坂が続く。快調に走るビアンキ超人と黒い自転車。と、なんかいつもと景色が違うような気がして、いいだしっぺの自分が道を間違えたかもしれないと、ちょっと先を行って様子をみることに。いつもの鳥居とその先の激坂を発見し、道は間違っていなかったと一安心。と遅れてきたビアンキ超人と黒い自転車をみると、すでにげっそり。「・・・ここがゴール?」ぃぇぃぇここがスタートです。なぜか遅れていたキャノン君は、さすがに颯爽と登っていきました。
ここからは各自自分のペースで登る。とはいえ、勝手にライバルのキャノン君が先に行っていたので、一応頑張って先頭にたっておく。前回大会に参加したときにはなかったコンパクトドライブを装備しているので、シッティングでもなんとか登っていける。とはいえ、ときどき10km/hをきってしまうようなヘタレなヒルクライム。ときどきうしろにキャノン君の影が見えるとあわててペースアップをしていました。途中から徐々にペースをつかめてきて、さらに天気がよかったので、ひさびさに気持ちよく登れました。そしてレースでは下りが始まる直前の分岐で3人を待つことに。キャノン君はさすがにすぐに登場。その後しばらく待って黒い自転車、と思いきやビアンキ超人が登場。結構登りのポテンシャルがあるのかな。すぐにスプリンターの黒い自転車が登場。少し休憩して仲良く城峰山展望台を目指すが、下ったところで通行止めの看板が。もちろん永遠の少年な僕らはあっさり無視。しかし、道が土砂で埋まっていたり、コンクリートがえぐり取られたような崖ができていたり、道路が陥没していたりと、まるで大地震の後のような状態だったので、大人の決断で引き返すことに。これは台風の影響なのか。この現状では今年の龍勢ヒルクライムは中止となるだろう。
ちなみに、引き返すときのちょっとした登りで、黒い自転車がアタックを仕掛け、追いかけるが届かず。これがスプリンターズヒルか。
ゴールの龍勢会館について、メーターを見ると走行距離31km。でも自分の足はすでに売り切れていたので、ちょうどいい距離&コースだった。帰りにみんなで、美人の湯「クアパレスおがの」で疲れを癒す。自分はひさびさに育児をしない休日だったのでかなり開放感があり、充実した休日でした。また行きましょう!
今日の
体重【63.7】kg
体脂肪率【14.8】%
彼女が帰ってきて、徐々に体重増加中・・・。走り終わったあとは60.5kgだったのにな。
龍勢ヒルクライム2007(非公認)

コメント
うい~お疲れさんでした!
ヘボヘボの我々を引っ張ってくれてありがとさんです。
あんなに苦しかったのにまた坂を登りたくなったぜ。
しかも苦難を共にしたチャリンコにより愛着が沸いてきてしまった。
そしてやっぱatsuronはすごいわ。速いよ。msrも。
来月もよろしゅ~。
P.S. リンク先のURL間違ってるみたいです。
http://10max.main.jp/2007/09/bianchi_via_nirone_1.php
だよん。
てんまん、お疲れさまッ。
初めてであの坂はつらかったでしょ。
俺も面子を保つために必死でしたよ。
今度は楽しいツーリングにしましょう!
PS リンク直しました。失礼しました~。
スプリンターにはつらい坂でした。
だが、グランパーに変身すべくダイエットに励むぜ。
次回は足つかずに登りたいなぁ。
zuco、グランパーになるためには身長が大きすぎるぜ!?
せっかく黒い自転車は軽いのだから本人も減量しなきゃね。
みんなで1ヶ月で体脂肪をどれだけ減らせるか競争しながらダイエットがんばろうぜ。
勝手に龍勢ヒルクライム2007
これまで多摩川などの近所でたいそう地味に走っていましたが、この度初めて本格的…
[…] これまで多摩川などの近所でたいそう地味に走っていましたが、この度初めて本格的な「ヒルクライム」というやつを体験してきました。「ヒルクライム」というのは、ストレートに言えば、チャリンコで山登りをすることです。 「わざわざチャリンコなんかで山に登らんでもいいだろう」 「何が楽しいんだ、暇人め」 「マゾヒストか」 などなど様々な声が聞こえてきそうですが、 基本的には「おっしゃる通り」です。 まあ、その醍醐味は後ほど・・・。 場所は、毎年「龍勢ヒルクライム」という大会が行われる「本格的なヒルクライムコース」です。写真の後ろの方に連なる秩父山系の一部の城峯山という山を登る、全長約14km、標高差約650mの林道です。 今回のコースを選んでくれたのは、青いDe Rosaのatsuron氏。共に挑んだメンバーはそれ以外に、筆者に少し先んじてロードレーサーになった黒いLOOKのzuco氏、そして密かに筆者とzuco氏から抜け駆けしていたキャノンデールのmsr氏の、3名。 しかし、全くもってatsuronにはしてやられました。上のほうで「本格的なヒルクライムコース」と書きましたが、「本格的な」という形容詞は気安く使ってはいけません。念のため誤解を招かぬよう言い換えるならば、「鬼のようなコース」です。 3?4kmまでは比較的なだらかな登り坂が続き、それでもatsuronのハイペースにひいこら言いながら付いて行くと、唐突にatsuronが止まります。ふと見上げると、脇道の入り口に大きな鳥居が立っており、その向こうには見上げると首が痛くなるほどの急な坂道が見えます。 「はてさて、こんなところで神社見学か?」 と思っていると、atsuronが鳥居の方を指差してとんでもない事を言い出すじゃあないですか。 「さ、こっからが本当のスタートだよ」 こっから?鳥居の向こうには自転車が登れるような道は見当たりませんが?? と戸惑いを隠せないzucoと筆者をよそに、atsuronとmsrがすいすいと鳥居の向こうに消えて行くではありませんか。まるで鳥居の向こうの神の世界に飛び立っていくかのような二人。そしてそれを地上界から呆然と見送るメタボリックなzucoと筆者。 ・・・zuco氏と筆者の熾烈なデッドヒートが何十分くらい続いたのかは定かではありませんが、その間のあまりに激烈な死闘の模様は、 「休憩時間≧走っている時間」 の数式によって端的に表すことができるでしょうか。いや、チャリンコで激坂を登るというのは実にそれくらい辛い闘いなのであります。 その死闘を終えて峠の頂上付近に達すると、atsuronとmsrの両氏が余裕の表情で我々のゴールの姿を写真に収めています。彼らは信じられないことにノンストップでここまで登りきったというのです。いやはや何ともお恥ずかしい。 しかし、登りきった時の爽快感と充実感はそれまでの苦しさを吹き飛ばしてくれるほどのものでした。さらに、そこからは至福の下りが待っています。下りは本当に気持ちが良いです。 そして、次回への明確な目標を持つことができたことが何よりも大きいかもしれません。こういったヒルクライムのコースを、途中で足を着くことなく登りきるという明確な目標です。 また、こういった峠を越えることへの抵抗感が無くなれば、ツーリングでさらに遠くまで行くことができるようにもなるでしょう。 というわけで、今回いろいろアレンジしてくれたatsuron、共に楽しむことができたzuco、msrの各氏に感謝です。 P.S. 城峯山の上の方ですが、台風の影響で道路が陥没したりひび割れたりと、とても自転車が通れるような状態ではありませんでした。我々は途中で引き返しました。今年の龍勢ヒルクライム大会は開催できるの?? […]