荒川サイクリング(カーボンフレームの乗り心地)
新しい自転車、ALTAMIRAはモチベーションを与えてくれます。
ということで週末は比較的近場の荒川へサイクリングにでかけています。
せっかくなので、FUJI ALTAMIRAのレビューっぽいのを書いてみようかと。もうすでにアルミフレームの感覚を忘れかけているけれど、アルミからフルカーボンに変更したので、その違いを出来るだけ書いておこうと思う。
ちなみに自分は競技者ではなく初心者の域から脱しないホビーサイクリストですので、詳細なレビューとかは書けませんので、あしからず。
フレーム以外はほとんど変更していないのですが、細かい部分も含めて変更要素を洗い出してみると
- フロントディレーラー(これだけ105じゃなくてULTEGRA)
- チェーン(もちろん新品)
- シートポスト(径があわなかったので新品)
- BBまわり(Tokenというのをインストールしたらしい)
- ワイヤー類(ノコン含む)
- 微妙なセッティングの違い
一番影響が大きいフレームの変更からしてみれば、上記部品の変更など誤差の範囲だとさせてください。
初めてのフルカーボンの乗り心地
アルミは固くてカーボンは柔らかい、という印象があったけど、実際に乗ってみて柔らかいという感触はあまりなかった。
そもそも柔らかさはどういったものなのかというと、恐らく、振動吸収性が高いことと剛性が低いことだと思っている。
振動吸収性が高いと、悪路などを走ったときに道路のデコボコからくる振動をフレームが吸収してくれることにより、身体にその振動を伝えずに、長時間乗っていても疲れにくくしてくれるのだ。柔らかいフレームは振動吸収性が高いはずなので疲れにくいと思っている。
剛性が高いと、自分がペダルで漕いだ力をそのまま推進力に変えるため、パワーロスをしなくなる。逆にいうと剛性が低いフレームだと、力を入れてペダルを漕いだときにぐにゃりとしてしまい、力が逃げてしまうのだ。固いフレームのほうが剛性が高いので、アルミより柔らかいカーボンは不利になると思っている。
振動吸収性と剛性は相反すると思っているので、バランスが大事なんだろうなと素人ながらに思っていた。
で、実際に乗ってみた感触に戻るけど、柔らかくなかったと思ったのは、アルミと同様にパワーロスすることなく、自分の貧弱なダンシングにもアウタートップ(から2段目)にも反応してくれたからだ。そして振動吸収性は特に高いとは感じなかった。彩湖のほとりの岩畳の少し荒れた路面は結構お尻と手に伝わってきたと思う。アルミと変わらないくらいには。
なのでこのカーボンは比較的固めに作ってあるんだろう。FUJIのページに行ってALTAMIRAのカーボンフレームの説明をみてみると
FUJIが新開発したカーボンマテリアルのトップグレード。超圧縮により体積重量1.8g/cm3、引張強度590kg/mm2を実現。これにより11%の剛性度アップと10%の軽量化に成功。高次元での剛性と柔軟性の両立と軽量化は更なるハイパフォーマンスを導きだす。
なるほど、結構剛性も高そうなのね。柔軟性はそんなにだったけど。ちなみにALTAMIRAよりSSTのほうが高剛性らしい。これより固いなんてアルミより固いのかも。
ちなみにカーボンは軽いという特徴もある。
軽さは漕ぎ初めのときにわかると思う。同じ力のいれようでも加速度が軽いほうがいいのだ。これは結構違いがわかった。アルミも結構軽いほうだけど、自分の昔のアルミフレームは重かったか。さらにはヒルクライムの際に軽さは有利なのだが、これはまだ試していない。自分的な結論としては、アルミとの最大の違いは軽さだった。
あとは、走り終わった後の疲れが、アルミよりカーボンのほうが少なかったと感じたことも記載しておく。やっぱり振動吸収してくれていたのかなあ。
ということでフルカーボン、買ってよかったです。自分レベルでも、思ったよりアルミと違いを感じることができたぜ。
荒川サインクリングの写真
写真はすべてiPhone4Sにて。
やっぱ楽しいね、サイクリングとカメラ。