ヘルニアとランニング

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マラソン

本日、第49回新座市民ロードレース大会に参加してきました。にいざクォーターマラソン2016という10.55kmという中途半端な距離を走るマラソン大会です。

正直、今回は参加を見送ろうかと思ったくらい練習をしていませんでした。というのも年始あたりにヘルニアが再発してしまい、運動したり子供を抱っこしたりすると腰と左足の腿裏に痛みが出るようになってしまったのです。

腿裏のハムストリングあたりの痛みは地味に気持ち悪くて日常生活でも気になるくらい。こうなると負荷をかけた練習をやらない理由になってしまいます。

とりあえず志木ホームクリニックのリハビリ科に通い、回復を期待します。でも、全く身体を動かさないのも逆に身体に悪いかもしれないと思い、週1回はジムに通いました。クォーターマラソンはタイムを狙うのではなく楽しみながら走ればいいや、ということにしてメニューはストレッチ中心にして、ランニングマシンはほどほどに。正直、寒い日が続いて外を走るのは億劫になってしまっているし、ランニングマシンは着地時のショックを吸収してくれるし、でちょうど良かったのですが。

病院では、腰と足のマッサージをしてもらっているのですが、その直後は身体が軽くなり痛みも出ません。重たいもの、特に2歳児など、を持ち上げる回数を減らしたりして腰を大事にあつかっています。とはいえ完治してわけでもないので、どのくらい本気でランニングしていいのかわかりません。

そんなこんなでマラソン当日になってしまいました。一緒に参加するイケメンパパ友がいたので、DNS(棄権)しなくてすんだといった感じです。

準備運動とストレッチはいつも以上にしっかり行い、いざスタートラインへ。いつものCW-Xスタビライクスモデルを履くときに、思い切り爪を引っ掛けてしまい小さな穴を開けてしまったので少しヘコんでいます。でもスタビライクスモデルは腰もサポートしてくれるのを思い出し、こいつを信じて普通に走ってみるかという気にもなってきました。

はじめは楽しんで(ゆっくり)走れればいいやと思っていました。がスタートラインに立つと、やっぱり、せっかくだから、と真面目に走りたくなるものです。ということで、今回の作戦は、「5km地点までは少し様子を見ながら力を温存しておき、調子良ければ残り半分を全力で」というものにしました。ちなみにいつもは「最初から飛ばして、気力で最後まで頑張る」です。

スタート位置は真ん中ら辺でしたが、後ろからどんどん抜かされていくのはちょっと不安になります。今回はぐっと我慢して一定のペースを心がけます。全力ではないちょっと余力を残したペースというのも難しいものです。途中で安定したフォームで自分と同じくらいのペースを保っている人を見つけて、こっそりマークさせていただいたりしました。

4kmくらいまでは、我慢できていました。腰の調子も足の調子も悪くないです。けど、前の集団との距離がかなり空いてしまったので、これ以上集団から離されると追いつくのに気力がいるなと思い、そこからちょっと頑張り始めました。

頑張り始めてからは、腰とか足とかは全く気になりませんでした。練習不足が顕著に現れていて、とにかくゼイゼイ辛い状況です。レース後、腰がだるいなとは思いましたが、走っている最中は心拍が上がっている辛さしか感じませんでした。

ペースの一定で走ることもできずにドタバタと気力で走っていきます。なぜか余力を残して走っていた時にマークしていた人にも途中で抜かされてしまいました。マラソン大会って辛いもんなのだよなと改めて身にしみます。

残り2kmくらいは心拍数が190を超えて気力だけで走っている状態。でも最後300mくらいはラストスパートができました。いつもはラストスパートすらできない状態なので、前半様子見作戦はなかなか良かったのかもしれません。

タイムは49分。前回出場した時と同じです。

ちなみにレース後にSUUNTOのGPS時計で取得したログを振り返ってみると、4km地点までとそれ以降でさほどペースは上がっていなかったのがわかり、結構ショックを受けています。あんなに頑張ったのに。ずっと余力を残した走りをしていた方が良かったのかも。(そういえばいつもは後半になるにしたがってペースは徐々に落ちていく傾向が多かったかも)

イケメンパパ友はかなり良いタイムでゴールしており、自己ベストを更新していました。それを横目で見ていると、やっぱり真面目に練習して、もっと速く走りたいと思います。ヘルニアとはうまく付き合う必要がありますが、今回真面目に走っても、そこまでダメージを受けなかったので、ちょっとずつ負荷をあげた練習を再開していきたいと思います。

とにかく走り終えて達成感を味わうこともできたし、埼玉スポーツセンターの天然温泉で汗を流して、くるまやラーメンでがっつり味噌バターラーメンを食べて帰宅して充実した休日を満喫させていただきました。本当はにいざ温泉(交通規制で入れなかった)で汗を流して、ぜんや(すごい行列で諦めた)で塩ラーメンを食べる予定でしたが。

にいざクォーターマラソンは、高低差も少なく、急カーブもあまりないので走りやすい(タイムが出やすい)大会だと思います。平林寺の周りの公道を交通規制して走るのも非日常的で楽しかったです。ただ、10.55kmではなく10kmの方がキリが良いと思うのですが。クォーターマラソンって需要あるのかな。

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