官ノ倉山ファミリーハイキング

Pocket

官ノ倉山登り

最近トレランばかりしていて、家族をないがしろにしているような感じになっていますが、そんなことはございません。でも自分も家族と一緒にアウトドア体験したいと思っていました。

自分の場合、トレランする時は近所の低山を中心に走っていて、ある意味ファミリーハイキングの予習を兼ねていると言っても過言ではありません。「この山だったら、下の年長娘でも最後まで登れそうだな」とか「帰りに温泉も寄れるから彼女も喜んでくれるかな」とか常に考えていたり、いなかったり。

と言うことで、今週末は家族を口説いて登山に行くことにしました。近所でソコソコの達成感のある山ということで選んだのは、官ノ倉山。まさに以前にトレランさせていただいたところです。

東武竹沢駅からの官ノ倉山トレイルランニング

東上線の東武竹沢駅をスタートし、小川町駅をゴールとする、歩いて4時間くらいのコースとなっています。我が家のムードメーカー、幼稚園年長の次女でも最後まで歩けるギリギリの距離かと思います。ムードメーカー様が疲れて機嫌が悪くなると、その後の予定がすべて狂うので、我が家は次女様中心で動いているのです。

竹林

休日にしてはまあまあ早起きをして、東武竹沢駅を徒歩で出発したのはAM8:20。みんな元気に登山道までのアプローチを歩きます。曇り予報だったのですが、いい天気でテンションあがります、と思っていたら次女様にハチが寄ってきて、「虫怖いー」と騒ぎはじめました。綺麗なお花がたくさん咲いている素敵な道だったのですが、花の蜜を吸っているハチを見つけてしまい、それも嫌だとなってしまいました。まずいな、頂上には絶対にクマバチがいるので、次女様のご機嫌を損ねてしまいそうだぞ。

まあ次女の名誉のためにフォローしておくと、寝不足(眠たい時)や体調不良じゃない時は良い子ですし、嫌いな動物(蛾とハチとカラス)じゃ無ければ愛でることもできる中途半端な都会っ子です。

三光神社

暫くアスファルトを歩くと、杉の木が立派な三光神社に到着します。今回はトレランではないので、重たい一眼レフカメラを持ってきてパシャパシャと家族の写真を撮ることができます。しかし、最近大きなカメラに触っていなかったので、なんかP(プログラムオート)モードばかりで撮影していたような。まあそれなりの写真が撮れるからいっか。

大物ハンター

天王池の横に、不思議な看板が。大物ってイノシシでも居るのでしょうか。そして何に注意すれば良いのでしょうか。ハンターって誰?

子供は天王池の鯉に夢中でした。

年長さん

ここから本格的な登山が始まります。次女は急坂もどんどん登っていきます。そういえば天覧山も日和田山もスイスイ登っていたっけ。自分の方が休憩したいと騒いでいたような。

官ノ倉山へは、頂上直前の最後の坂がキツかったけど、結構あっさり登頂。そしてそして、やっぱり居ました、クマバチ。次女やっぱりビビる。もちろん事前に、クマバチは大きいけど温厚なハチで刺すことはほとんどないことは説明済みです。でも大人の自分だってあの大きな図体と羽音にはビビります。風が強いのも相まって、家族写真もソコソコに退散します。

と言うのも、次の目的地、石尊山がすぐそこだとわかっているので。

くだり坂は少しへっぴり腰になりながらも、すぐに石尊山山頂へ到着。今回他のハイカーに会わないなあと思っていたのですが、途中で「ヤッホー」と言う声が聞こえたので、なんだかとても嬉しくなってこちらも全力で「ヤッホー」させていただきました。相手も子供だったのか、何回か繰り返しヤッホー交換がなされました。

石尊山山頂にもクマバチはいました。しかしハチだけではありませんでした。

 

ヘビ

お分かりいただけますでしょうか。山頂にあった祠のようなものの中にヘビさんがいらっしゃいました。これは神聖なものですよね。当然子供たちはビビりますが。

というわけでこちらも早々に退散してしまいます。二つの山とも、低山ながら良い眺めで、もう少しゆっくりしたかったのですが。

鎖場

ここからは基本くだり。鎖場とかあって、スニーカーで来てしまった我々は結構大変。ズルズル滑ってしまい、登りより全然厳しかったです。ちなみにリュックは大人ふたりのみが持ってきていて、いざという時(次女が愚図るなど)に長女に大人リュックを背負ってもらう予定でしたが、その出番はありませんでした。子供用のリュックがなかったというのもあったのですが、シューズを含めて子供にも登山グッズが欲しくなります。

自然は大きい

しかし、子供達は思った以上に、自然の中の散歩を楽しんでいました。

このコースは山道を出てから小川町駅までの道が結構長くて1時間くらい歩くのですが、長女は最後の最後まで疲れを見せずに、時々次女の手を引きながらも歩き通しました。次女に関しても、山を抜けてからの道については「歩くの疲れた」と言っていましたが、なんとか最後まで完歩できました。もちろん彼女についても、普段は完全にインドア派のくせに、空気がよかったとかおっしゃっていてまんざらでもない様子でした。

山道を出てからは普通の道なので結構飽きてしまいがちですが、アスファルトの道であれば、持ってきたオヤツ(薄皮あんぱん)を食べながら歩くことも出来るし、ケヤキが立派な八幡神社に参拝したり、なかなか良い雰囲気の小川町の街並みも悪くありません。

北向地蔵

おまけ。こちらの写真は GoPro。北向不動の階段は、なんか不思議な雰囲気です。自分と子供達がおやつ休憩している間に、彼女だけ一人で意気揚々と登っていきました。

というわけで、自分のトレラン時の下見が存分に活かされた、素晴らしいファミリーハイキングができました。小川町では図書館に寄ってみたり、ヤオコー(でアイスを食べ)に寄ってみたり、お団子を買ってみたり、と寄り道をしましたが、帰りは小川町駅12:40発の電車に乗ったので、約4時間というコースタイム通りに歩けたということになります。帰りの電車は座れたので次女は寝ることができました。

家族写真中心ですが、デジイチでたくさんの写真も撮ることができたし、子供の成長を知ることができたし、程よい疲れと達成感を得ることができたので素敵な休日を過ごすことができました。ちなみにこの後、地元の駅でたまたま友人が料理教室を申し込んでいるところに出くわし、急遽我が家も参戦することに。疲れているであろう次女は結構ご機嫌でエクレアを(半分以上は親が手を出しながらも)作ってくれましたとさ。自分はこっち(料理教室)の方がなんか疲れました。

Pocket