アウトライン・プロセッシング入門を読んで

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アウトラインプロッセシング入門

アウトライン・プロセッシング入門を読み、影響を受け、実際に試してみようと思ったので、備忘録として感想文を残しておく。 

アウトラインを使いたい理由

自分はもともとアウトラインに憧れがあります。尊敬する物書きが多く使っている、カッコよさそうな道具だから。

そもそもアウトラインという言葉にはなんとなく長文を書く時に時系列をまとめたり、要約したりするのに便利そうなイメージもあります。つまりアウトラインを駆使すれば矛盾や破綻しない文章が書けそうなのです。さらに同じような意味だけど、アウトライナーを使えば、自分レベルでも読みやすい丁寧な文章が書けそうな気もします。

また、アウトラインを使いこなしているTak.さんが書くような、何か心に残る言葉に憧れていて、自分もそんな文章書いてみたい、というのもある。本当は文章ではなくてTak.さんの考え方に憧れているのだけど。

あとは、アウトライナーを使うことにより新しいアイデアが生まれてきそう。どんどん筆が進み(指が動き)そうな気もします。

とにかく、アウトラインを使いこなして、もう一つうえのレベルに行きたいのです。

自分的なアウトラインの使いかた

一応、自分は本書を読む前からアウトライナーを使っています。この文章もOmniOutlinerを利用して書いています。自分的に便利だなと思うのは、論理的、階層的な考えかたができるようになる部分です。

具体的には、ロジックツリーやなぜなぜ分析に利用できると思っています。

  • 階層を揃えて箇条書きにすることにより、他の選択肢はないのか横並び確認ができる
  • 根本の原因に辿り着くまでに、階層をどんどん深堀できる

ロジカルシンキングを行うのにとても便利なのです。かなり頭が整理されるし、気づいていなかった因果関係も洗い出せるし、資料作りには役立っていました。

アウトラインは所詮手段だし、自分はアウトラインそのものに興味があるわけではありません。だから自分の使い方だけで結構満足もしていました。でも本書を読んで、自分だけの使い方だけでは発想の限界があったと思い知りました。

アウトラインプロセッシング入門を読んで

自分の使い方は決して自由ではなかったのです。ファイルという単位に囚われていたしはじめに考えた目次(アウトライン)に囚われていました。もっと、プレーンテキスト(メモ帳)のように、使っていいんだと思いました。そう、自由に。

  • 何も思いつかなくても、思いつかないこと自体を指を動かして文章にしたりして、あとは書きながら考えればよい。
  • 考えが浮かんだら、それがまとまっていなくても、とりあえず指を動かして形にしてみて、あとは考えながら書けばよい。

つまり、指を動かせれば勝ち。というわけです。

でもそれだけだととんでもない文章が出来上がってしまうから、あとから簡単に構成を変更しやすい、アウトライナーが役に立つということなのです。

別の事柄だからファイルを分けて考えようとか、そんなことを気にしているうちに、さきほど思いついた世界をアッと言わせるアイデアは消えてしまうので、とりあえずどこでもいいから、書く。アウトラインプロセッサーは懐が深いから、あとから整理できます。ファイルを分けないことで別の日に書いたしょぼいアイデアと結合するかもしれません。

ある程度アウトラインが育ってきたら、不要な部分や考えが変わった部分は消す。そうすることで言葉の呪縛から頭が整理されてすっきりもできます。

自分は思考の過程とか、不要な部分でももったいないのでとっておきたいタイプなので、アウトラインを畳んで見えなくして仕舞えばよいとも思ってしまうけど、アウトラインを消すという行為にも新しい何かを産み出すチカラがあるような気もする。消すことでピリオドを打つ(決別する)的な。まあ書きながら考えるの例の「何を書いていいかまったく思いつかないぜ、今日は調子が悪いのかもしれないな。息抜きしないとやってられん」とかいう文章を残したり消したりすることに意味があるかどうかはとても微妙ですが。

ということで、アウトラインとは、どんどん書き殴れるので、思考が整理されたり、別のアイデアと結合したりアイデアが広がったり、新しい自分を発見できたりします。それでいて後から整理も可能な懐深いツールなので、まずはアウトライナー(OmniOutliner)を使って、どんどん指を動かしていくことを忘れないようにしたいと思います。とにかく指を動かそう。

あ、論理的な文章や丁寧な文章は、読み返すことで育てていきたいと思っています。

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