AWSでWordPressを動かそう、かな

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自分はConoHaのVPSサービスを利用して、本ブログを運営していますが、そろそろ、時代の流れ的にクラウドな世界に移行したいと思っています。

ここでいうクラウドとは、コンピュータリソースの利用形態の一種のことで、計算能力やストレージ、もしくはアプリケーションそのものをネットワークを介したサービスとして提供されていることをさします。クラウドコンピューティングの略ですね。

今までは何かのシステム(=サービス)を作ろうとした場合は、サーバを購入してミドルウェアを導入したり、NW環境を用意したり、もしくはサーバを置くデータセンターから用意しなければならない状況だったりして、とにかく初期投資が必要でした。しかしクラウドを利用することで、コンピュータリソースに対しての初期投資はほぼほぼ不要になります。なぜならコンピュータリソースをサービスとして提供してもらうので、物理的な設備を自分達で用意する必要がなくなるのです。その代わり、従量課金だったり月額課金だったりクラウドサービスを利用した分のお金を支払うことになります。

でもこれはVPSだって一緒ですよね。ではVPSとクラウドの違いは何でしょうか。

クラウドの場合は、コンピュータリソース(ここでは分かりやすいようにサーバと表現します)のスケールアップ(or ダウン)やスケールアウト(or イン)を柔軟に行うことができます。例えば複数台のサーバを分散構成にしてみたり、スモールスタートのサービスをヒットしたらどんどんサーバを追加したりと言いた柔軟な構成変更が可能です。

VPSの場合は、基本的にサーバ1台の構成で使うことが前提だったりするので、スケールアップは難しかったりしますし、サービスのレイヤもIaaSのみの提供となっているので、自分で環境設定をする必要があります。クラウドはSaas/PaaS/IaaSなど様々なレイヤでのサービスを提供しているのでクラウド事業者へお任せできる部分も多いのです。

また、VPSでは大半が月額固定料金制であり、クラウドは時間単位などの従量料金制となっているのも特徴です。

自分はConoHaで月額固定料金900円を支払っていて、サービスレベル(コンピュータリソース)には満足しているので、クラウドに移行するならばその料金以下に抑えたいところです。

ちなみにクラウドの主要なサービスは、AmazonのAWSと、GoogleのGCPと、MicrosoftのAzureなどいくつかありますが、今回はAWS前提でお話を進めます。

まずはAWSでWordPressを動かすために必要なサービスを洗い出します。

  • EC2:サイズ変更可能な仮想マシンをクラウド上で提供するサービス
  • RDS:リレーショナルデータベースを運用管理するサービス
  • S3:ストレージサービス
  • Route 53:DNSサービス

まずは基本となるEC2の料金を計算します。サーバインスタンスですね。クラウドは使った分の料金になるのですが、仮想マシンは起動しっぱなしになるので、(CPUを利用しまくるようなバーストがなければ)ほぼ定額になります。ConoHaの月額900円プランと同等のサービスであるt2.microをオンデマンド料金で計算すると、月額8.63ドル。あ、この時点で900円を超えちゃいますね。まあ1日のPVが4〜500のこのブログならば、t2.nano(月額4.32ドル)を試してみるとのいいかも。ちなみに料金体系は2018年4月22日現在のものです。AWSは結構料金が変わる(基本は安くなる)ので頻繁に料金チェックすることをオススメします。

次にRDSですが、最小のdb.t2.microで月額19.34ドル。あ、これ絶対予算オーバーだ。と思ったのですが、これは別に必要ないのではと思い始めてきました。Amazon RDSはかなり便利なサービスでバックアップやパッチの適用、フェールオーバーまで勝手にやっていただけます。が、EC2上のLinuxに自分でMySQLをインストールすれば必要はありません。せっかくのクラウドらしいサービスを受けないのであれば、それならばVPSでいいじゃんとなってしまいますが。

参考までに、S3は既存のConoHaの転送量から推測すると月額0.2ドル程度、Route53は月間15,000PVのサイトであれば月額0.6ドル程度なので、自分の利用の仕方ではスズメの涙程度だと思われます。

というわけで、正直ConoHaのVPSからAWSへ移行するメリットがほとんどない状態になってしまったので、今回は残念ながら移行は見送ります。気が向いたらAzureとかGCPとかの料金も調べてみよう、かと。むしろラズパイにWordPress環境を構築するというのも面白いかも。

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個人利用ではなく企業利用でクラウドの話をするのであれば、上記の本がオススメです。クラウドコンピューティングの初めての一冊にはちょうどいいレベルの記載内容かと。

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