お気に入りのうどん屋さん
最近ラーメンよりもうどんを食べる機会が多くなってなってきたような気がしています。年齢によるものなのかも知れませんが、埼玉はうどん推し県なので環境的にもうどんが身近にあるからかも知れません。
正直、うどんなんてどこで食べてもあんまり変わらないと思っている時期が自分にもありました。
もちろん、讃岐うどんや稲庭うどんや水沢うどん、(と同列に並べていいかわからないけど)武蔵野うどんなどは明確に違いは分かりますが、同じ武蔵野うどん系列のお店ならばそこまで大きな違いはないのではないか、と。
でも食べる機会が増えたことにより、うどんの味の違いも少しは感じるようになってきましたし、なんとなく自分の好みがわかってきた気になってきました。
ということで最近食べたお気に入りのうどん屋さんを武蔵野うどんを提供している店に限定して紹介したいと思います。
徳一うどん
こちらは以前も紹介したことがあるふじみ野のうどん屋さん。武蔵野うどん好きの人ならば、絶対に文句を言わない安定の美味しさ。他の店舗にありがちな独特の田舎っぽさもないので、初めて食べる人にもおすすめです。コスパのバランスが取れたお店で、武蔵野うどん界隈の優等生って感じです。自分にとって、なんだかんだ1番利用頻度が高いお店なので、こちらをベンチマークにしております。
ただ、うどん1本1本が長すぎるような気もしております。その食べにくさも武蔵野うどんっぽさなのかも知れませんが。
ふじみ野駅から徒歩圏内というのも良いですし、常に混んでいますが駐車場もございます。なお、道を挟んだ向かいのレゼルブランシュのシュークリームは我が家で大人気です。(おばあちゃんも大好きです)
永井
みんなが想像する武蔵野うどん、そのものって感じのお店です。コスパに優れた天ぷらや、太めの麺と絡む濃いめのつけ汁(肉汁)が満足度を底上げします。ただし麺は柔らかめ。コシがないわけではなく、表面の食感が柔いといった感覚です。ツルツルシコシコ派には物足りないかも知れません。でもつけ汁には良く絡む麺だとも言えます。あと、のどぐろの天ぷら150円って安いですよね。
場所も三芳町の辺鄙なところなところにあるのでクルマが必須ですが、ほぼ隣にパンが安く購入できるらしいエーキドーパンの直売所があるのでセットで訪れてみてはいかがでしょうか。(自分はエーキドーパン食べたことないのですが)
八割うどん
山田うどんの跡地にできたうどん屋さんで、かつ「セルフ」という文字が看板に記載されていたので、正直、安く早いけど味はそこそこなお店だと思い込んでいましたが。
これがなかなか尖っていて良いお店でした。うどんがちょうどいいコシと滑らかさなのです。八割という店名の由来は、武蔵野うどんの強いコシをやや和らげた八割の麺という意味もあるんだとか。それでもコシはしっかりと感じることができ、讃岐うどんほどではないけどツルツルしていて美味しい麺でした。メニューも定番の肉汁から変わり種もあり、自分が食べたグリーンカレーもこんなにうどんにマッチするんだなあと感心しきりでした。まだ3回しか訪れたことがありませんが何を食べても美味しいと思いました。
こちらのお店も三芳町の端っこみたいな場所にありクルマが必須です。が、ここから車で3〜5分くらいの場所にねぼけ堂の工場直売所があるので、こちらで一口羊羹やゴーフレットを購入して帰りましょう。(結構好き)
そのさき
肉汁うどんもメニューにありますが、初めて食べた「かすうどん」があまりに美味しかったので、リピートしてしまったお店です。本場大阪のかすうどんは柔らかい麺なのだそうですが、こちらのお店では、しっかりとコシのある食べ応えのある太めの武蔵野うどんと讃岐うどんのいいとこどりをしたような麺なので、食べ応え満点です。味は優しくもありそれでいて出汁が強烈に効いているのでジャンクな感じも少しします。かすってホルモンを揚げたものだそうで、その食感も味も大変美味でございました。
八割うどんとそのさきを食べたことにより、自分の好みはちょっと太めでコシがあってボソボソしていないうどんが好みなんだなと気づきました。
こちらは川越の南古谷駅と伊佐沼の間らへんにあり、やはりクルマが必須です。日帰り温浴施設のkashibaとセットでいかがでしょうか。(伊佐沼ランニング後に温泉入って帰りにうどんが最高)
林製麺所
持ち帰り専門で麺のみ提供のお店です。いつでも、家でも武蔵野うどんを食べたいという熱い想いに応えて、紹介させていただきます。はじめにお断りを入れておきますが、凄くコスパ良い!とかいうお店ではないです。代表的な地粉うどんは、2023年10月現在、1パック(生麺500g)あたり500円で販売されていますが、今まで紹介してきたお店でもお持ち帰り用生麺が販売されており、値段は大体似たり寄ったりです。いくつかの種類の麺が売られていますが、自分は地粉うどんとみやこめんをオススメします。
地粉うどんは武蔵野うどんの味ですし、みやこめんは若干ツルツルしており、自分の好みはどちらかというとみやこめんです。なお地粉うどんは、「太い麺で」と注文しないとデフォルトで細麺が提供されますが、細麺でも普通の太さだと思うので細い方を購入した方が良いと思います。太麺はマジで太い。
ただ茹で時間には注意が必要です。地粉うどん(細)ならば7分前後、みやこめんならば5分前後と案内されていますが、それぞれ1分は短縮したほうが良いと思っています。もちろん自分で味見しながら硬さを決めれば良いのですが、適度にコシを残したければ1分は短縮と覚えていってください。テストに出ます。
スーパーで売っているうどんとは比較にならないくらい麺の味そのものも美味しいのですが、家族が作ってくれる極薄の豚バラと長ネギのつけ汁も自分好みで最高に美味しいので、4人家族の我が家では1回あたり1パック500gでは足りません。3パック購入して、1.5パックずつ食べるようにしておりますがあっという間になくなります。(写真はけんちん風つけ汁)
ちなみに本店はクルマじゃないと不便な場所ですが、朝霞駅近くにも販売所(こちらは駐車場なし)があります。
以上、お気に入りのうどん屋さんを紹介させていただきました。まだまだ行きたいうどん屋さんがたくさんあるので、当面うどんブームが続きそうです。