ITスキルアセスメントGAITのコツ
GAITというIT業界のTOIECみたいな試験がある。TOIECみたいと表現したのは試験とはいいつつ結果が合否ではなく、点数表示により自分のITレベルがわかるからだ。ひょんな機会からこの試験を受けてきた。
GAITとは
「GAIT(ゲイト)」(= Global Assessment of Information Technology)とは、IT技術を数値化して評価する世界標準のアセスメントです。加速度的に変化を続けるIT業界の中で、必要とされるさまざまな技術分野における横断的な理解度と能力を判定します。また、ご自身のITエンジニアとしての総合的なスキルレベルを世界中のエンジニアと比較することができます。
受けたのは1度だけだが、ちょっとした試験のコツがあったと感じたので、少しでも点数をあげたいという方への参考までにエントリーにしてみた。もし自分が将来再度受けることになったときのためにも。
公式問題集をやる
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この問題集のよいところの1つ目は出題範囲がわかること。
なかなか広い範囲での出題となっているので、なにを勉強すればいいかわからないので勉強する気が失せると思うけど、問題集1冊ならばなんとか勉強する気が起こるのでは。
1冊やり終えると、なんとなく出題範囲が見えてくる。見えてきたところで即点数アップにつながるわけではないけど、闇雲にIT関連の勉強をするのも時間がいくらあっても足りないし、公式問題集ならば必ず出題範囲内なので無駄がない。
問題集を一つやってみて、忘れていた部分を確認しておくだけでもだいぶ点数が違うと思う。
ただし、自分が知らなかった内容を理解するのはこの問題集ではまったく物足りない。あくまで”復習”専用です。
まあ思い出すためにやっておいたほうがいいといった感じです。
問題集のよいところの2つ目は本番の試験でもほぼ同じ問題が出題されること。
本番の試験では、公式問題集とほとんど同じでは?と思われる問題もいくつか出題されていた。
もちろん、そんなにたくさんではないけど、目を通しておけば、本番中に思い出すかもしれないです。
問題量と制限時間のバランスに注意する
実際に試験を受けてみて時間のわりに問題の量が非常に多く感じた。
制限時間の半分を経過した段階で、残りの問題数をみたら全然半分に到達していなくて、以降の問題はかなりあせって読み飛ばしてしまった。これで失点を招いていると思う。
出題の傾向としても、考えて解ける問題は非常に少ない。というかほとんどない。
なので、ちょっとでもわからない問題はどんどん後回しにしたほうがよい。
まずはわかる問題、いや、知っている問題を確実に消化するのだ。
ちょっと思い出せそうかもというのもぐっと我慢して後回し。
GAITはWEBでの試験になるが、回答していない問題や、チェックした問題については、後からその問題にジャンプすることができるので、 あまった時間の中でじっくり考えればいい。それでも時間はあまらないとは思うが。
ということで、自分は600点に到達しなかったけど、2回目に同じ試験を受ければ、上記のコツと慣れもあって確実に点数はあがると思う。 この辺もTOEICと似てるかも。
ちなみに公式問題集をやらなかったら500点程度だったかなという感覚です。
最後に
GAITの本来の目的は、自分がどのくらいのレベルにいるのかを知るための試験なので、点数アップの手法というのはあまり考えるべきではないかもしれない。
ただ、試験中に本当は知っているんだけど思い出せない、や、本当は解けるんだけど時間切れ、など悔しい思いをなるべくしないためにも上記のコツは知っていてズルい話ではないと思う。
ちなみに、このエントリーは自分と同じようなレベルの人向けです。(自分は、SEって名乗ってもいいかなレベル)
ITのことならなんでもござれなスペシャリストや、ITのことをまったく知らない人にはおそらく通用しないのであしからず。あと、ITSSよりは疲れません。