ライフログ入門

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ライフログは自分が最も興味がある分野のひとつ。
誰だって自分は他の誰とも違う特別な存在だと思う。それを証明するのがこのログなのだ。

ということでこの分野の本を読んでみたので感想を。

たった一度の人生を記録しなさい  自分を整理・再発見するライフログ入門たった一度の人生を記録しなさい 自分を整理・再発見するライフログ入門

今ライフログ関連で最新の書籍。
めんどくさいことはしたくないという著者が書いているだけあって、とても敷居が低いチャレンジがたくさん載っている。敷居が低くても踏み出すその一歩はとても重たいんだけど。アグリゲーション先にEVERNOTEとか選んでいるあたりビジネスパーソンの心を掴んでらっしゃる。貯めたログがトリガーとなりたくさんのプラスが産まれるという説明も具体的でとっつきやすい。

ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice)ライフログのすすめ

こちらはもっと言及している部分が広く、ライフログは完全なる人生の記録みたいなものを目指しちゃっているので、少しSFな匂いもしてしまった。というかライフログを理解するにはもってこいなんだけど、とにかく事例というか成功(や失敗)に至るまでの経緯みたいな話が多くて、少し途中で飽きた。ビジネス書としてはいいんだろうけどもう少し技術よりに書いて欲しかったなぁ。

2冊の本を読んで、この分野にはビジネスチャンスも潜んでいると再確認できた。

よくいわれるのがログを活かしたレコメンデーションだが、医療やゲームやらに応用が効くのは想像にがたくない。
ライフログが世に出回るかの鍵は、定説ではアグリゲーションとオートメーション。
ログを一箇所に集めるのは既存技術でできると仮定して、自動的にログ収集するのは技術面以外にも論理面が絡んでくる。
自分が意識した時だけ、自分のみを対象として記録してくれるような機械ができればいいんだけどなー。常に携帯しているボタンがあってそれを押しているときだけ、映像、音声、時間、位置、におい、体調、感情、、が記録される。今はスマートフォンがもっとも条件を満たしている。

個人的には、【ログを残すことにより監視されているから頑張ろう効果を狙って】というところと、【じいちゃんになって孫にまた同じ話聞かせれるとか言われないように武勇伝?!を記憶だけに頼らないで記録を残しておきたい】ということから、ライフログはじめました。

Withings

まー、監視されているから頑張ろうとかいっているのは、ダイエットの話。
上記写真はwifi体重計で乗るだけで時間とか体重とかwebサービスに記録される。「たった一度の人生を記録しなさい」の本でも紹介されていて、体重を記録する行為は簡単だが、100回とか記録のため書き続けることを考えると手間がかかる。→継続する為には少しでも手間を省くということが書いてあって、高かったけどついつい購入しちゃいました。
ということで、ランニングの距離、腹筋の回数、体重の推移を記録しているので、ここまでやったら流石に痩せるでしょう!

IT社会の今、とりあえずデジタルで記録すること自体はほぼ無料でできてしまうので、なんでもかんでも記録するゲーム感覚でも楽しめる。よく記録するのが目的にならないように、といわれてはいるが、楽しいのであれば記録するのが目的でもよいと思う。将来、思わぬところで役立つかもわからないのだから。なんせライフログという言葉にはまだ明確な定義がないことだし。
自分もライフログを自由に楽しんでみます。

…自分の人生が特別になるように。

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