読書について
最近、惰性で本を読んでいる時があるので戒めの意味を込めて。
ある本を読みたいなと思ったときに、なぜ読みたいのかを考えてみる。
「興味があったから」
興味とかどこからくるんだろう。本当に自分の興味なのか。世の中の動向に振り回されてないだろうか。
興味を満たす、という言葉を自分なりに置き換えると、読書は何かしらの期待を持ってページをめくる行為なんだと思う。
その期待とは
・知的好奇心を満たしてくれることはないか
・新しい世界がないか
・心が洗われる(魂が揺さぶられる)ような言葉はないか
・サプライズはないか
といった感じでしょうか。
ではその期待が報われたならどうなるのだろう。
・話のタネになる
・夢中になれる(モチベーションがあがる)
・ストレスが解消される
・自分の成長になる
・ 達成感が得られる
今まで読んできた本でこれらをもたらしてくれた本はどのくらいあっただろうか。
読書のコストとして、本を買うのお金と、それ以上に本を読むのにかかる時間が大きい。お金とコストを投資してこれらが本当に得られるのだろうか。
そして本を読む前は期待が報われるかどうかは決してわからない。そこまで期待して大丈夫なんだろうか。
でもこんなことを考えていると、机上の空論というか、臆病で何もできなくなってしまう。ようはどんな本も買えなくなる。
「まずは一歩を踏み出せ」と呼びかけるビジネス書は多いが、その呼びかけすら届かなくなってしまう。
またそこまで期待せずに、空気を吸うように多読をして、少しでも心に引っ掛かればよいという考え方だってある。上記とは逆のことを言うが、きっかけはみんながよいと言っているから読んでみようでもいいかもしれない。
ただ、それでも、惰性で読んでいてはダメだ。
多読をしているなら、自分なりのアンテナを張ってページをめくっらないと駄目だ。そしてじっくり読む本に関しては繰り返し読むくらいのことをしたほうがいい。
最近本を読んでないなという理由で、だらだらと惰性で読んでしまった本があるけど、何も得る物がなかったことに気付いた。それならばきっぱりと読まないことを選択したほうがいい。それが例え途中まで読んだとしても。
読むからには、何を期待しているのか考えてみてから読むとか、集中できないときは安易に先に進まない勇気をもって読むとか、そんなことを意識したい。
ということで最近読んだ本
まさに多読用の本。文庫本になっていたので買ってしまいました。安易に読めるけど、惰性で読んでしまった感が否めない。もうこういった関係の知識は欲していないということかも。
こちらは本当に面白かった。新しい考え方がいくつか出てきたのが刺激になった。読飛ばした部分もあるのでもう一回読もう。