ITがニガテな人ほどコンサルに丸投げしてはいけない

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ネットで儲ける王様のカラクリを読んで

みんなは当たり前にやっているけど、自分だけやっていないがために損をしているということがあるかもしれない。

そんなことを思ったことはないだろうか。それを指摘し、教えてくれるサービスがあったら利用したいと思うだろうか。自分は利用したいと思ってしまいます。

例えば自分のブログについて、「ブログに**という設定をしていないから検索エンジンからの流入が少ないんです」と、指摘してくれるのならそれなりにお金を払ってもいいと思う。

この心理につけこまれやすいのがIT投資(ネットビジネス)への誘い。本書では「中小企業へのホームページ作成代行」という例で、悪徳なIT企業が無知な中小企業からIT関連費用をむしりとろうとしていく様が展開されていく。

小説(表紙はラノベ)のように物語が展開していくので、楽しくあっという間に読みました。内容は浅いし、本の表紙に書いてあった「たった5万円の予算で100万円売り上げる方法、教えます。」などの具体的なアドバイスもなかったけど、ネットビジネスへの心構えやネットビジネスの真実(2013年時点)は書ききっていると思います。

本書を読んで自分が感じたことは、効果を明確にしないから駄目なのかもな、ということ。

先ほど、ブログについて指摘してくれるならお金を払ってもいいと書いたが、これの駄目なところは、

  1. 本当にそんな設定が存在するのかわらない。(失敗するリスクもあり結果が不確実)
  2. 検索エンジンからの流入がどのくらい増えるのかわからない(定量的効果が不明確)
  3. 流入により自分にどんなメリットがあるのかわからない→そもそも流入を増やすのは自分の目的と合致しているのか (目標を踏まえての効果測定になっていない)
  4. 他社(自分を含めて)でできないのか、もしくは代替手段はないのか検討していない(比較をすることによる妥当性が検証できていない)

ってところだろうか。端的に言うならば、費用対効果を考えていないのが良くない

もちろん悪徳じゃないIT企業だってたくさんある。そうだとしても、ITがニガテだからとすべて丸投げしてしまうのは、危険だ。自分の真の目的を達成するための手段が、提案いただくITによる解決方法で充足することはありえない。二人三脚で長年タッグを組んできたパートナーであれば、ビジネスモデルや環境を意識したうえで素晴らしい提案ができるかもしれないが、なんとなくいい感じにしてくれだとまったく効果がでないのがIT投資なのだ。

逆に言えば、目標を明確にして、その明確になった部分だけをアウトソーシングするのであれば、問題ないってことです。ITは比較的目標を数値化しやすい分野なので、自分の真の目的に見合った定量的な目標を作れればよいのかと。

ITがニガテな人ほど、IT投資についてコンサルに丸投げしてはいけない

ネットビジネスで成功している人はすごく目立つ。自分もそうなりたいと思う。

成功例を挙げられて、そのノウハウを教えます、と言われた際にはその効果をちゃんと評価したほうがいい。IT分野については運用を含めてすべておまかせください、と言われた際には、他業者とも比較したほうがいい。

ネットビジネスで成功したければ、ネットビジネスについて自分も勉強しなければならない。丸投げしてもいいですよという甘言にだまされない程度には。逆に、丸投げを許さず、一緒になって作っていきましょうというコンサルタントなら、逆に信頼できそうな気もしちゃいますが。

最後に、1日の通勤時間だけで読み終えた手軽な本だったけど、いろいろと自分の仕事(いちおうIT系)についても見つめ直すきっかけになって良かったです。

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