スマホさえ持っていれば、無料でテザリングできるかもしれないですよ

Pocket

外出先でもパソコン(PC/Mac)からインターネットをしたいという相談を受けたの備忘録的に記事にします。

テザリング

最近では、外出先でも自分のパソコンからインターネットに接続するという行為はずいぶん敷居が低くなってきたと思う。

敷居が低くなったと感じた理由としては、

  1. 料金がそこまで高くない
  2. 特別な機器が必要ない(ほとんどのパソコンがWi-Fiを内蔵している)

これに、3.さほど知識が必要ない、が加われば最高なんだけど、まだまだ通信各社が苦労されているようです。

今回はパソコンを外出先からインタネットに接続する手段のひとつとして、テザリングを紹介します。

外出先からインターネットに接続する手段

今流行っている接続手段はだいたい以下の3つ

  1. 公衆無線LAN
  2. モバイルWi-Fiルーター(無線LAN対応の小型ルーター)
  3. 携帯電話/スマホを使ったテザリング

それぞれの大まかな特徴として、

公衆無線LANとは、Wi-Fiを利用したインターネットへの接続を提供するサービスなんだけど、その接続ができる場所(ホットスポット、アクセスポイント)が少ないのが難点。決して携帯のエリアと比べてはいけない。

ただし、料金は格安(もしくは無料)なので、よく行く場所、例えばカフェや空港、旅行先のホテルにそのWi-Fiを使えるアクセスポイントがあれば、一番オススメである。移動中は使えないなどの割切りが必要だけど。バックボーン回線も有線ブロードバンドであることが多いので比較的安定した通信が可能です。

例:docomo wifi

モバイルWi-Fiルーターとは、いわゆる携帯各社が提供するデータ通信プランを契約した持ち運び可能な小型無線LANルータ経由で、インターネットに接続すること。携帯と同様に3GやLTE回線を使ったインターネット接続なので、エリアが携帯のそれと同様である。外出する場所が定まらないし、通信も制限なくたくさんしたいという人にはオススメである。 その代わり携帯電話とほぼ同等な月額料金がかかってしまうのと、携帯電話とは別にこのルータを持ち運ぶことになります。

例:UQ WiMAX

では今回紹介する、テザリングを使ったインターネット接続とはどんな特徴があるのか。

テザリングとは docomoによると、

外出先でもスマートフォンをアクセスポイント(親機)として、パソコンやゲーム機器などさまざまな外部機器(子機)をネットにつないで楽しめます。

家の中といった無線LANのある場所でしか使えなかったネット回線が、スマートフォン1台あるだけでXi(クロッシィ)エリア、FOMAエリア内ならどこでもネットにつなぐことができます。

ちなみにテザリングといっても厳密にはいくつか種類があります。

Wi-FiテザリングやUSBテザリングやBluetoothテザリングなどがあるんだけど、これはスマホと通信したい機器(ここではパソコン)を何で接続するかによります。今のご時世はWi-Fiテザリングだけ知っておけば大丈夫だと思うということで今回はWi-Fiテザリングについてをお話しています。

Wi-Fiテザリングとは、スマホをアクセスポイント(無線LAN親機)として、パソコンからWi-Fi接続することにより、インターネットにつなげます。

まあ、つまりは、スマートフォンさえあれば、(それがモバイルWi-Fiルーターの代わりとなり)スマホの回線経由でパソコンからインターネットができるのだ。

携帯各社のテザリング対応

でもお高いのでしょう?

いやいやそんなこともないのです。docomoとauとSoftBankのテザリングプランをそれぞれ比較してみると

  • docomoはXiプラン(ライトorフラット)に加入さえしていれば利用可能(無料)
  • auはLTEプランに加入している前提でオプション料金プラス525円/月だけど、いまなら2年間無料
  • SoftBankもLTEプランに加入している前提でオプション料金プラス525円/月だけど、いまなら2年間無料

いまならどの会社でも無料で使えちゃいます。

でももちろんデメリットもあります。「モバイルWi-Fiルーター」は通信量を気にしないで使えるけど、テザリングの場合は、一定の通信量を超えたら、通信スピードが制限されます。(ネットがめっちゃ遅くなります)

通信量はスマホで使った分と合算なので、動画とか観ちゃうとすぐに制限されます。※通信量は基本的に月初めにリセットされます。

あとはただでさえ電池の持ちが悪いスマホをルーター代わりに使うので、スマホのバッテリー切れも心配かも。

それでは各社のテザリングプランの特徴(通信量制限)を見てみましょう。

docomoならXiパケ・ホーダイ フラットが5,985円/月です。この場合月々の通信量の制限は7GB。Xiパケ・ホーダイ ライトの場合は4,935円/月ですが、通信量制限が3GB。

auはLTEフラットが5,985円/月で通信量の制限は7GB。docomoのフラットと一緒ですね。ちなみにテザリングオプション525円/月が発生する2年後は通信量制限は7.5GBになるようです。

ソフトバンクはパケットし放題フラット for 4G LTEが5,985円/月で通信量の制限は7GB。こちらもdocomoのフラットと一緒。ちなみにパケットし放題フラット for 4G LTE(4G LTE定額プログラム適用時、つまりiPhone5特別プラン)でテザリングオプションに加入しないと通信量制限は無制限で5,460円/月です。

各社LTEプランを契約していることが前提になっているのがとくちょうです。プラン自体は似たり寄ったりですが、docomoがライトプランを用意しているのと2年後も無料な分、良心的でしょうか。

ちなみに、この制限、自分にとってはあまり気になりません。自分の使い方では、テザリングをしてもせいぜい1.5GB/月くらいの通信量だから。

おそらく自宅では家のWi-Fi経由(光回線経由)で使うことにより、自宅での通信はスマホの通信量にカウントされないから、少ないのです。皆様も家でインターネット回線を別途契約しているのであれば、家ではそちらの回線経由でネットをしましょう。

ちなみに各社ともWEBから過去の通信量が見えるので、実績をみれば、テザリングしても大丈夫かどうか判断できると思う。(例:My docomo)

ということで、LTEプランであれば無料でテザリングできることがおわかりいただけたでしょうか。

テザリングは便利だけど

とここまでオススメしておいて、なんだけどテザリングはあくまで非常手段だとも思う。

テザリング中にwindows updateなんかが走ったらすぐに制限されちゃうような気もするし、外出先ではメインの通信手段になるスマホのバッテリーも気になる。

ちょっとカフェで勉強とか、旅行先で仕事メールをチェックならぜんぜん大丈夫だけど、 このテザリングをメインのインターネット回線にするのはちょっとお勧めしないです。

でも、いざとなったらパソコンからもインターネットに接続ができるというのは、安心できる。テザリングのためだけにLTE(Xi)に変更する価値はあると思います。

テザリングのやり方自体はスマホによって方法が違うので、今回記事にはしませんでしたが、一度自分でやってみれば、そんなに難しいことではないこともわかると思います。

それでは、外出先で素敵なパソコンライフを。

Pocket