おかたづけしたくない!いやなことはやらなくていいんじゃない?
「こころのふしぎ なぜ?どうして? 」という本をご存知でしょうか。
[amazonjs asin=”4471103334″ locale=”JP”]
この本はシリーズ化されていて、他にも「さんすうのふしぎ」「ことばのふしぎ」などなど小学生低学年向けに楽しく学べるシリーズとして展開されています。
このシリーズがなかなかわかりやすいということでヒットしているようで、そして今回紹介する「こころのふしぎ」というテーマは大人向けにも答えに窮するものがあるためか、本屋の大人向けコーナーに平積みされていました。
年長の子供を持つ親として、人生に迷える大人として、子供に読み聞かせる本にちょうどいいかなと思い、購入しました。
これが娘に大当たり。
一緒に寝れるときは、寝る前に1〜3トピックくらいずつ読み聞かせをしているのですが、娘にとってまさに疑問に思う部分が書いてあったりします。
例えば、片付けがあまり好きではない娘は、このエントリーのタイトルにした「おかたづけしたくない!いやなことはやらなくていいんじゃない?」というトピック(疑問)についてはまさに、って感じです。
これの回答は
- かたづけないと、へやにほこりがたまり、きたなくみえる
- きたないのであいちゃくがなくなり、ものをだいじにするきもちがなくなる
- ものをだいじにしない人は、ものをだいじにする人のきもちがわかりません。あいてにとってとてもだいじなものでも、こわれたらすてちゃえばいいじゃん、としらないあいだにあいてをきづつけてしまうかもしれない
- じぶんはあいてのことがすきでも、あいてはきもちがわからない人とはともだちになれません
- けっか、いやなことをしないと、もっといやなことがおこるかもしれません
ということが書いてある。なるほど、自分ならもっと物理的な部分で回答を構築してしまうが、感情の部分だけでうまく回答してくれている気がする。
娘としては、完全に理解していないのか、興味が進むのか、さらになんで?なんで?と食い付いてきてくれます。それを一緒に考えていくのも楽しいものです。
しかし、大人にとっては目新しい内容ではありません。確かになるほどって感じのことが書いてあるけど、よくよく考えてみれば当たり前のこと。当たり前のことを忘れちゃっている大人もいるとは思うけど、大人はこのような本に頼らずに自分で答えを探して欲しい気がします。気付きとしてはよいですが鵜呑みにするのはどうかと。
子供に読み聞かせをするときもなるべく、パパならこう思うよなど、頼りになる大人を演じるようにしています。それが物理的な、片付けないとなくしちゃうぜ、掃除機で吸い取られちゃうよ的な回答だったとしても。
そして、自分がこの本を読み聞かせていると近所のママ友に知れ渡り、素敵なイクメンの称号をいただきました。それがなにより嬉しかったです。ということで、幼稚園児や小学校低学年の子供の親に向けては、かなりオススメの本です。