ストーリーで学ぶ戦略思考入門

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夕日

ストーリーで学ぶ戦略思考入門という本を読みました。

ごくごく一般的なビジネス書と言った感じの本ですが、せっかくなので感想を書いてみたいと思います。

先に結論めいたことを書いてしまうと、実際に「地に足がついた戦略を考えてみる」ことをしたかどうかで、この本が良書だったかどうかが決まります。

3Cとか、5つの力とか、バリューチェーンとか、PDCAとか、聞いたことがあるようなフレームワークを利用して、その表面部分だけを理解したそれっぽい戦略だと失敗するぞという例(ここがストーリーの部分)を交えながら、その本質を説明してくれます。

でもその本質というものは、当たり前のことばかり。

当たり前のことを当たり前に行う難しさは知っているつもりだけど、それでは良くあるビジネス書と同じでやっぱり少し物足りない感があります。

  • より具体的に考えてみる
  • まずは実行してみる
  • 飛び道具はない。地道にやって行こう

このあたりの言葉は(当たり前なので)食傷気味です。が、(当たり前なので)とても大切なことだと思います。(そしてどのビジネス書も他のビジネス書とは違うということをアピールするのも、当たり前の範囲内です)

ちなみに「ストーリーで学ぶ」系の本は結構好みで読み漁ったりしているんだけど、本書はストーリーが完結しません。

問題提議だけで、ありがちなハッピーエンドにはならないのです。それをストーリーと呼んでいいのかどうかはわかりませんが、結構斬新で、フレームワークをキチンと理解した上で戦略を考えれば必ずハッピーエンド、ではないというメッセージのように感じました。

ツールはあくまでツール。

ツールだけうまく使えたとしても、それで必ずうまくいく保証はない。ツールの考え方(本質)を理解して、いろいろな視点から考えるための補助線として使いこなしましょう、といった感じです。

自分にとっては、ツールを使った分析ができている、それっぽい資料をみたときにでも、騙されないようになるって部分では役に立ちそうです。

本質は当たり前のことなので、知らないフレームワークがでてきたとしても、ツールに対して中途半端な知識しか無かったとしても、本質論で立ち向かっていけば良いと思いました。(具体例があるのか、実行可能なのか、バックグラウンドを理解しているか、など)

自分も、フレームワークを使いました、というだけで綺麗な分析資料が出来上がっている気にならないように気をつけます。

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