Apertureから写真.appへ移行

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森林公園

※今回のエントリーは、macOSを使っていて、写真はRAWで撮影していて、Flickrに写真データのバックアップを保管していて、iCloud写真共有も便利に使いたい、という奇特なユーザ向けのお話です。何を言っているだコイツは、と思われた方はブラウザをそっと閉じていただくことをオススメします。

自分は今まで、Apertureという写真管理ソフトを利用してきましたが、開発停止から3年以上が経過して、外部サービス(Flickr)との連携に失敗することが出てきたので、新しい写真管理ソフトに乗り換えることにしました。

自分が写真管理ソフトに望んでいる要件は以下になります。

  • 大量のRAWファイルを扱えること
  • Flickrとの連携が可能であること
  • iCloudとの連携が簡単であること
  • 現像ができること

今までのApertureは全ての要件を満たしておりました。

しかし、最近Flickrとの連携がうまく行かなくなりました。具体的には写真をFlickrへアップロードする際に、オリジナルサイズを指定しているにも関わらず、サムネイルサイズの1,024pixしかアップロードされなくなりました。おかしいなと思って、1度Flickrとの連携機能を解除して、再設定をしようとしたところ、ApertureからFlickrへのログインができなくなっておりました。(Flickrの新しいログインAPIにApertureが対応していない模様)

自分はFlickrをバックアップサイトとして利用しており、ブログの写真もFlickrにアップロードした写真を表示しているため、今後もFlickrを使い続けたいのです。ApertureはRAWファイルでも、勝手にjpegへ現像した状態でFlickrへアップロードしてくれて、かつFlickr上にアップロードした単位で新規セット(Album)を作成してくれるので大変便利でした。

というわけで、Flickr連携がなくなってしまったApertureには、あまり魅力を感じなくなくなってしまい、新しい写真管理ソフトへの移行を決意しました。

Flickrを諦めたとしても、iCloudとの連携は諦められません。一眼レフで撮ったRAWファイルを彼女や友人に共有するのに、iCloud写真共有はとても便利です。幸いなことに自分の周りはiPhone利用者が多いので、大量の写真などはサクッとiCloud写真共有機能でばらまくと喜ばれます。

ということで、iCloud写真共有が利用できるソフトを探すと、Apple純正の、写真.app(Photos)しかありませんね。こちらは現役の写真管理ソフトなので、使えていた機能が使えなくなったと言ったことは少ないでしょう。

写真.app(Photos)は、大量のRAWファイルをサクサク扱えますし、現像も勿論できます。iCloud写真共有だって問題なくこなせます。

そしてそして、Flickr連携機能も一応具備されているのですが、これが大変微妙な仕様となっているようなのです。自分にとって問題点なのは以下2点です。

  1. 新規セット(Album)が写真.app(Photos)側から作成できない
  2. 大量の写真を選択するとアップロードできない

まずは1つ目のAlbumが作成できない問題の詳細です。

写真をアップロードする際に、アップロード先に、既存のアルバムを指定するか、アルバムを指定しないか、のどちらかしかできません。よってFlickr側でアルバム管理をしたい場合は、アルバムを指定しないで写真をアップロードした後にFlickrの編集画面からアルバムを作成し、写真を放り込むという作業が必要になってきます。これはとても面倒な作業です。

次の大量の写真をアップロードできないというのはもっと致命的です。

Flickrをバックアップサイトとして利用している自分は1度に100枚単位での写真をアップロードしたいのですが、どうやら写真.app(Photos)は1度に10枚程度しかアップロードできないようなのです。たくさんの写真を選択してアップロードしても特にエラーが出るわけでもないのですが、いつまで経ってもアップロードできていないというのがとても腑に落ちない部分です。もしかしてRAWファイルだからダメなのかも、とJPEGファイルを指定してアップロードをしましたが、大量の場合は同じ結果でした。

なお、アップロードに関して新規アルバムを諦めれば、Flickr側で用意してくれているFlickr Uplodrなる自動アップロードソフトもあるのですが、RAWファイルには対応していないため、自分の環境では使えないソフトでした。

というわけで自分は、残念ながら写真.app(Photos)を使ったFlickr連携は諦めました。(せっかくFlickr連携機能が付いているのに!!)

代わりに、FlickrのWEBアップローダを利用することにしました。手順は以下の通りです。

  1. 写真.app(Photos)でアップロードしたい写真を複数選択して、ファイル→書き出しから、写真を指定したフォルダへJPEGで書き出す。(いわゆる現像作業)
  2. Flickrのwebページのアップロード画面に行って「Drag & drop photos and videos here」と表示されているところに、先ほど現像したJPEGの写真全部をドラッグ&ドロップで放り込む
    ※なお、放り込む際にフォルダを指定してアップロードしようとすると、なぜか100枚までに制限されてしまうので、面倒でも写真ファイルそのものを複数指定して、アップロードしましょう
  3. Flickrの編集画面が出てくるので、そこで新規アルバム名や、公開範囲(デフォルトではallになっているので注意)を指定して、アップロードを開始する

以前より手間はかかるようになってしまいましたが、アップロード完了までのトータル時間はなぜか短くなりました。FlickrのWEBアップローダは優秀なのかもしれません。

ちなみに、写真.app(Photos)が機能追加するのは、基本的にはOSのメジャーバージョンアップの時です。なのでmacOS High Sierraではダメでしたが、次のバージョンのmacOS(10.14)が出てきた時にはもしかしたらFlickr連携が上手くいく可能性もあります。なんて言っても現役のApple純正の写真管理ソフトですから。しかし、自分のMac Pro 2010は次のメジャーバージョンアップ時には、バージョンアップ対象外機器となってしまうでしょう。そろそろ母艦についても何か考えた方が良いのかもしれません。

最後に、写真.app(Photos)の対抗馬として比較検討していたのが、AdobeのLightroomです。iCloud写真共有ができない以外はなかなか良い感じのソフトです。ただ、お値段がなかなかお高い。写真.appが無料で利用できてしまっているので、機能に対して支払う金額が高く感じてしまいます。

とりあえず、写真.app、Apertureからの写真データの移行も楽にできるし、iPhoneライクな操作感もわかりやすくて悪くありません。そして、まだ試していませんが、他社製の外部APPを呼び出して編集もできるので、拡張性も備えています。写真管理が少し楽しくなる予感です。

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