自転車に乗るためには(最近ロードバイクにご無沙汰な方に捧ぐ)
ロードバイクが好きなので次の休日こそは乗ろうと思う。
しかし当日の朝になると、やっぱりロードバイクを選択することはない。
本当に自分はロードバイクが好きなのか疑いたくなるくらい、乗らない。
このままじゃいけないということで、土壇場で乗らなくなってしまう理由を考えてみた。
双曲割引(目の前の事が優先されること)による判断基準の変化
例えば乗ろうと決めていた休日の朝が、寒かったり、娘が起きてしまっていたり、雨だったり、体調が悪かったりして、乗らない。この場合、無理矢理乗る事が正解ってわけでもないんだけど、あとあとになってみれば乗れたかなと後悔する。
休日でも自分だけの時間ってわけにもいかず、疲れたり時間をとられたりすると娘との楽しい時間にも影響しちゃうしね。
あとは、前回も記事にしたけど、部屋からロードバイクをだすのが面倒というのもある。この苦労が目の前に迫るととても面倒に思えてしまう。 そこまで手間がかかるわけでもないのに。
目の前に(ほんのちょっとでも)嫌なことが出てくると回避しようとしてしまうのだ。
魅力的な代替案の存在
自転車に乗る目的として楽しむ以外に、健康のためというのもある。 健康のためと考えるとジムでいいやと思ってしまう。 最近チカラを入れている筋トレ用のマシンがあり効率的に鍛えることができるからだ。 しかもジムの室内はあったかいし、大きなお風呂もついていて快適なのだ。
モチベーションの問題
モチベーションがあがらない原因のひとつにフレームの汚れがある。汚れたフレームに跨りたくないってことは決してない。汚れている今の自転車も好きだ。でも気になっているのも確か。
この塩をふいたような白っぽい汚れは、いろいろな洗浄を試してみたけれども落ちない。 落ちないどころか、落ちてはいけない部分(コーティング)が剥がれてきてしまった。
考察
あれこれ理由を考えてみたけど、どれも大したことがない理由に思える。 今、この瞬間はとても乗りたい。この情熱を週末にどうやったら持っていけるのだろう。
ちなみになぜ今ロードバイクに乗りたいかというと、「追い風ライダー」という本を読んだから。
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自転車へはいろいろな関わり方があり、自分のようなあまり乗れていない人に対しても楽しさを思い出させてくれる本。若干美化されすぎているかもしれないけど、小説としてはそのくらいがちょうどいい。偶然にしては登場人物の繋がりが上手くいきすぎているような気もしたけどね。
自分は、もう、初めてロードレーサーに乗ったときの、「軽っ」といった感動は味わえないかもしれないけど、 峠を制覇し感動した瞬間よりも、苦しみながら登っている時間のほうが大半だって知っているけど、 好きなロードバイクは好きでいたい。そのためには乗って楽しさ再発見したいのだ。
綿密な計画を立てる
とりあえずこの情熱を週末に持っていけるか、はわからないので、今できる事をやろう。
そこでTodo(今回はチェックリスト)を活用する。
はじめから面倒な部分を書き出しておくのだ。それにより目の前に迫ったとき苦労の度合いが今から想像できる。 当日はたんたんのリストを消化すればいいだけ。さらに出てきたTodoで今のうちから消化できるものをしておく。情熱がさめないうちに。
そしてTodoといえば、OmniOutlinerの出番です。Todoを整理してみた。
□天気予報を確認する(事前)
□行く目的を考える(事前)
□行く場所を考える(事前)
□家族に宣言する(事前)
□大まかな時間と距離(事前)
□ロードバイクの後の予定の確認(事前)
□自転車を用意する
□自転車を部屋から持ち出す
□空気圧のチェック(事前)
□必要であれば空気を入れる
□駆動系のチェック(事前)
□必要であれば注油やメンテを行う
□軽く埃を払う?!(事前)
□着るものを用意する(事前)
□ジャージ(事前)
□アウター(事前)
□レーパン(事前)
□下着(事前)
□グローブ(事前)
□ヘルメット(事前)
□サングラス(事前)
□天候によってレンズを入れ替える
□ソックス(事前)
□シューズ(事前)
□シューカバー(事前)
□着替える
ここまでしても決して面倒がなくなったわけじゃない。あとは、乗るか、だ。