家電が壊れたのでニコイチで復活させた
家電はとても便利なんだけど、当たり前ですが永遠に使えるものではありません。
経年劣化もありますし、物理的な衝撃を受けて破損もあるかもしれませんし、誤った利用をして壊してしまうかもしれません。
今回は炊飯器(RC-10VSD)を不注意により落として壊してしまったというお話なのですが、便利な家電であればあるほど、壊れた際にはその家電に依存していたんだなあと思い知らされます。
故障状況としては内蓋を止めるプラスチックの部品が破損してしまい、内蓋が嵌まらなくなってしまいました。圧力IHタイプの炊飯器なので、蓋がうまく閉まらないと(マイコン式でも一緒でしょうけど)ご飯が炊けません。あとは少し炊飯器本体がへこんでしまいました。
さて、壊してしまったものはしょうがない。ここで選択肢としては、1.修理する、2.新しい炊飯器を買う、3.炊飯器を使わない、といった大きく3つのものが存在します。
まずは修理を検討します。本体のへこみはともかく、破損したプラスチックの部品さえあれば、なんとかなりそうなので部品の取り寄せを調査します。ヨドバシ.comやAmazon、Toshia Direct(自分の炊飯器は東芝製)を検索してみたところ、該当の部品はありませんでした。最近は細かい部品でも通販で購入できたりするので、期待していたのですが。
仕方がないので、東芝へWEBから相談してみます。結構早く返信をいただけたのですが、回答としては「取扱説明書へ着脱方法の記載のない部品の交換対応につきましては、点検・修理にて対応させていただいており、販売は控えさせていただいている」とのこと。うむむ残念。その回答メールに概算修理費用が記載されたURLが載っていたので参考に覗いたみたら蓋が閉まらない系は大体4000〜6000円くらいかかるとのこと。
通常、購入店で持ち込み修理ができますが、自分が炊飯器を購入したのはAmazonで、東芝のサービスステーションへ持ち込みをしないと別途送料や取次手数料、もしくは出張費用がかかってくる。そうなると結構な金額が発生しそうである。
ということで次の選択肢、新しい炊飯器を購入です。1万円程度出せばマイコン式やIH式など結構たくさんの選択肢があります。これなら修理代金と比較しても悪くないかもしれません。しかし今まで利用してきたには圧力IH式なのです。新しいのを購入しようとすると、18000円程度はかかってしまいます。うーん、圧力にどの程度差があるかはわかりませんが、毎日使うものに関してはグレードを下げたくないような気もします。
なかなか踏ん切りがつかないので、最後の選択肢、炊飯器を使わないことを検討します。家でお米を食べないというのは流石に無理だし、毎回佐藤のごはんをレンジでチンするのもコスパが悪そうです。
しかし、我が家には土鍋のご飯釜(ご飯土鍋)があったのです。そう、炊飯器がなくてもお米が炊けるのです。しかも炊飯器で炊くよりも美味しい。欠点は自動で炊き上がるわけではないので時間を計ったりガス台から離れられないことと、保温ができないこと。でも毎食ご飯とかではないのならば土鍋ご飯という選択肢はありなのではないでしょうか。当面これでやっていけそうな雰囲気です。
と思っていたのですが、お弁当の日とか朝からガスコンロを1つ占有してご飯を炊くというのはなかなか大変であることに気づいたので、どうしようかなと思っていました。
前置きが長くなりましたが、ここからがニコイチの話です。(ちなみにニコイチとは複数の個体から1つの個体を製作することです)
修理は10000円弱かかりそう、新しいのは18000円くらいかかりそう、ということでもっと安くできないかなと思っていましたが、そうだ、部品の取り寄せができないなら、中古で安く炊飯器を購入して、そこから部品を拝借してしまえば良いんじゃないか、と思いつきました。中古の炊飯器は少し気が引けますが、部品だけなら中古でも、と思った次第です。早速メルカリやらヤフオクやらで同じ型番の炊飯器を探します。たまたま送料を入れても5000円程度のものを見つけたので購入しました。
到着したそれは結構年季の入った炊飯器だったのが少し、いやかなり残念でしたが、部品取りだと思えば許せます。早速部品を取ろうと思ったのですが、説明書に載っていない部品だけあって、なかなか外せません。力をかければ外せそうなのですが、また割れてしまうかもということで結局諦めることに。炊飯器なので、自分が使っていた内釜と内蓋などが流用できるので、ということで妥協です。
ただ、今まで土鍋ご飯で食べていたからなのか、(ピカピカに掃除したとはいえ)年季の入った炊飯器になってしまったから、なのか炊き上がりのお米がなんだか黄色くなってしまったような気もします。お米のせいかもしれないし、気分的なものかもしれませんが。
家電が壊れた場合、修理、買い替え、捨てるという選択肢がありますが、安い中古の同じ型番のものを購入することで復活することもあります。環境にはあまり優しくないかもしれませんが、トータルコスト的には安く上がるかもしれません。(そうそう、炊飯器を粗大ゴミで捨てるためのコストもお忘れなく)
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ちなみに買い替えをするなら、これかなって思っていました。安いし銘柄別に炊き方が違うとか美味しそうだしコスパ良さそうな感じです。
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