ロードバイクのカセットスプロケット交換
ヒルクライム中に、特に激坂を登っている時に、最後のギアを使い切ってしまったにも関わらず、さらにギアを軽くしようとして絶望した事はありますか。自分はしょっちゅうあります。
レースとかみんなで走っているときとか、自分は最後のギアなのに、明らかにケイデンスが周りと異なり、ペダルの回転数がゆっくり=ペダルが重たいということもままあります。
今よりも軽いギアが欲しいという話なのですが、コレがなかなか敷居が高そうなのであります。
まずは、自分の現状の構成を確認します。
愛車FUJI ALTAMIRA 1.1には105(5700系)のコンポーネントが付いています。クランクについているフロントのギアは50-34のコンパクトドライブ。カセットスプロケットについているリアのギアは12-25となっています。
ということで、交換対象はカセットスプロケット。現状12−25が付いているので25よりは大きなギアの歯数が欲しいところです。
気をつけるポイントはリアディレイラー。キャパシティとかあるので単純に大きな歯数のカセットスプロケットに交換すれば良いというものではない。自分のリアディレイラー(RD-5700)のキャパシティとか互換性を確認しようとするも、タイプがSSなのかGSなのかが何処にも記載がないようです。初期型はタイプはなかったのかな。とにかく見た目的にはショートなSSなので、こちらのタイプでキャパシティや互換性を確認します。
トータルキャパシティとかリア最大ギア数とかリア最小ギア数とかフロント歯数差とか色々計算があるようですが、自分のリアディレイラー的にはより大きな歯数のギアに交換するなら11-28のスプロケットしか選択肢はなさそう。(リアディレイラーまで変更するとなると、今度は11段のギアにしたいという別の欲が生まれて、大掛かりな改修&お金になりそうなので)
このあたりの計算が面倒で敷居が高そうと思っていたけど、まあ最後はなんとかなるだろうとサクッとポチってしまいました。
購入したはCS-6700の11-28。カセットスプロケットくらいは少し贅沢をしてやろうとアルテグラ(CS-6700)にしました。自分の足と目では105との違いはわかりませんが、きっと高い方がいいに決まっています。あとは気持ちの問題です。自分的にはすごく重要な部分。
そして、なぜか工具は揃っているので交換作業自体は難しくありませんでした。ディレイラーの調整も必要になるかと思っていましたが、ワイヤーのテンションをいじっただけでほとんど何もせず。オイルもチェーンにさしただけで馴染んでくれたようで問題ございませんでした。工具を揃えるのが1番大変な、敷居の高い部分だったのかもしれません。
さて、それでは12-25と11-28の違いなどをレビューしてみようと思います。
まずは当たり前ですが、同じ10段ギア同士の交換なので、存在しない歯数が出てきます。
- 12-25 : 12-13-14-15-16-17-19-21-23-25T
- 11-28 : 11-12-13-14-15-17-19-21-24-28T
具体的には16とか23、25が無くなっていますね。代わりに11とか24、28が増えています。16とかは比較的よく使っていた真ん中らへんの歯数なので、若干は違和感を覚えるかもしれません。気持ちよく走っている時にしっくりくるギアにで会えるとどこまでも走れる気がしますよね(注意:ただし平地に限る)、それが出会えなくなる可能性もあるということです。しかし、何と言っても28が増えたことが最大のメリットです。軽いです。平地だとシャカシャカと空転している気分です。
あとは変速がなかなかスムーズになりました。アルテグラになったから、かもしれませんが、おそらくはなんだかんだで長年使っていた105のスプロケットが痛んでいたからだろうと思います。交換して良かった。
まだヒルクライムをしていないので、正直レビューなんかできない状況です。よって、この交換の真価を発揮できていませんが、これで言い訳が一つ失われたのも確かです。
ついでにボトルケージも新調しました。Raphaのボトルだとキツキツですが、見た目は相当カッコよくなったと思います。
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