小江戸ハーフマラソン2017に参加してきました
10kmは45分くらいで走ることはできますが、練習をしていないと50分を切れないレベルの自分です。
この度、埼玉は川越市で開催された小江戸ハーフマラソンに参加してきましたので、報告します。
そもそも自分にとって、ハーフマラソンは、ほぼ、初めての参加となります。
2015年、トレラン大会と間違えてマウンテンハーフマラソンなるものに参加しましたが距離が足りていなかった感じもあるし。
大昔の、自分がまだぴちぴちの学生時代に、初めて出場した浦和ハーフマラソンを1時間30分で走ったという栄光は、今の自分には自慢話にもできないくらい別世界のお話です。
ハーフじゃなければ、例えば10kmマラソンに関しては、年に2回程度は大会に参加しており、普段の練習でも気分が乗ったら走ってしまえる距離でもあります。
逆にいうと、10kmを超えると身体の怠さが急激に増すので、ほとんど走らない距離です。時間的にも、1時間を超えて運動を継続するとなると、さすがに補給や休憩が必要になってくると思います。
ハーフマラソンの、21.0975kmという未知の領域をそれなりのペースで走ったら、死んでしまうのではないでしょうか。
もちろん、きちんと練習していれば話は別です。「6分/kmくらいのペースで走ればハーフでもフルでも走れるぜ」とか息巻いていた時代が自分にもありました。今は無理です。やる気の衰えや、翌日に残る疲れに対する恐怖など、言い訳をたくさん用意できる大人になってしまったのです。
兎にも角にも、小江戸ハーフマラソンに向け、事前に練習をしっかり行ったうえで参加しようと思っていました。
でもね、いろいろあってね、練習がほとんどできなかったのです。普段どおり、5~10kmを週に1回走る練習だけ。さらに最近は走るとふくらはぎが痛くなるという厄介な病状に悩まされているので、長時間は走れませんでした。
でもさ、それなりのペースで走れば死んでしまうかもしれないけど、ちょっと軽めに走れば完走はできそうです。楽しむことが大事なのではないでしょうか!?もしくは参加することに意義があるのではないでしょうか!?
当日のランニングシューズも、自分の中で決戦用のターサージール5ではなく、GEL-DS TRAINER20を選択。スピードは諦め、足を痛めないようにクッション性重視です。
靴以外の装備としては、以下になります。
- CW-Xジェネレーターモデル(レボリューションタイプ)
- TNF フライウェイトレーシング ベリーショート
- TNF 半袖Tシャツ
- Rapha アームカバー
- Rapha メリノベースレイヤー
- オークリー EVZero Path
- SUUNTO AMBIT2(HRベルトは忘れた)
半袖は流石に寒いかなと、アームカバーを装備しましたが、これは正解でした。レース前は寒かったのですが、走り始めると暑すぎず寒すぎず丁度いい感じ。
短パンのフライウェイトレーシングベリーショートにはiPhoneXとザバスのピットインエネルギージェルを忍ばせます。上記の写真はiPhoneXで撮影しました。レース中に写真を撮るなんて本気度が足りませんね。
小江戸ハーフマラソン2017
さて、レース当日です。
事前にICタグ付きのゼッケンが郵送されているので、前日や当日の受付はありません。レースが始まる前に会場である川越水上公園に着いていればOKなスタイルです。
車で行きたかったのですが、事前申し込みの駐車場が確保できなかったので、川越駅から無料の送迎バスを利用させていただきました。会場はプール施設でもあるのでコインロッカーがたくさんあり、荷物預かりは安心です。ロッカールームは着替えでめっちゃ混んでましたが。
自分はレーススタートの1時間前に会場に入り、トイレに行ったり、軽くストレッチをしたり、トイレに行ったり、人間観察をしたり、と暇を持て余しつつもスタートを待ちました。
参加者はかなりの人数になってそうです。スタートはブロックごとになるのですが、Aから順に、自分はEブロックでのスタートで、前が詰まってしまっていたため、初めの2,3分はほぼ歩いていました。
スタートして1.5kmくらい、川越西郵便局までは渋滞で思うように走れなかったので、ちょっと焦ってしまいました。そこから人の間を縫うように抜かしながら走ります。ペース的に6分/kmは切りたいと思っていましたが、少しオーバーペースになってしまったようです。
ちなみに自分もたくさん抜かされました。自分と同じブロックや、自分より後からスタートしたブロックにも、自分より速い人はたくさんいます。抜かされるのはいいのですが、抜かした後に自分の前の進路にスッと入ってくる人がいたのですが、あれはどういった意味があるのでしょう?風避けになってくれるということなのでしょうか?自分的には目の前で走られるのはぶつかりそうになったりするので好きではないのですが。
しばらくすると、川越の、小江戸らしい街並みに入ります。この辺りは応援が多いので、気持ちよく走れます。特に氷川神社前では巫女さん達がずらりと並んで声を合わせて応援してくれて感激しました。
小江戸ハーフマラソンは給水所も用意されているのですが、沿道では公式以外にもアメや水などを配ってくれる人たちもいます。自分は、沿道の応援に手を振って答えたり、手を差し出している人がいればタッチさせていただいたりと、応援を楽しんでいる方なのですが、途中で知らないおじいちゃんが350mmのペットボトルを差し出してきました。
自分も調子に乗って、うっかり受け取ってしまったのですが、ペットボトルは、持って走るのが辛かったです。ペットボトルのラベルは剥がしてあり、中身は凍った水っぽかったので、ちょっと舐めてみましたが、しょっぱかったので塩が入っていたのかもしれません。氷が全部溶けるのも待てないし、重いし、普通の水がよかったので、申し訳なかったのですが、途中で、自販機のゴミ箱に捨てさせていただきました。すみませんでした。
川越の中心街を外れ、郊外っぽい雰囲気の場所にも、ところどころに応援してくれる人たちがいます。8kmを超えたあたりで、ポケットに忍ばせていたピットインエネルギージェル(ピーチ味)を投入します。思ったよりもかなり美味しいし、元気が出ます。キャップ付きなので、半分くらい残して置くこともできました。
しかし、この辺りから、川を越えるための橋を渡るためにアップダウンが出てきます。小江戸ハーフマラソンは全体的にフラットなコースだと思うのですが、橋の坂道は案外、いやかなりキツくて、ペースが落ちてしまいます。
15kmを過ぎた辺りから、ふくらはぎに違和感が出てきました。軽い肉離れっぽい感じです。気持ちペースを落として、ふくらはぎに負担がかからない踵着地を意識しながら、だましだまし走ります。残りのピットインエネルギージェルも飲み干します。違和感がでないギリギリのペースで走り続けているとどんどん抜かされしまい悲しくなってきます。
でも、そこまで遅いペースではないし、SUUNTO(時計)を見ると2時間は切れるペースです。だんだん見知った風景が出てきて、元気も出てきます。応援で手を差し出してくれている元気な男子中学生たちに、自分の気合いを入れなおすために、思い切りバチンとタッチしちゃいました。中学生たちは痛ってーとはしゃいでくれましたが、こちらも大人気ないことをしていましました、すみませんでした。
残り300mくらいからは、ふくらはぎを庇ってペースを落としていた分、ラストスパートをしました。スパートというほどスピードは出ませんでしたが、出し切った感があり気持ちよかったです。タイムは2時間は切れました、といったところです。グラフを見ると右肩下がりでまだまだ改善に余地がありそうです。
レース後はバナナやスポーツドリンク、川越汁が振舞われ、賑やかな雰囲気でしたが、ひとりぼっち参加で、かつまともな着替えを用意してこなかった自分はそそくさと帰路に着きました。翌日にはかなり激しい筋肉痛に襲われ、ふくらはぎの違和感も残ってしまったので、練習不足を痛感しているところです。まさに痛みを伴って。
小江戸ハーフマラソンは知っている場所を走れたし、沿道の応援も多いし、ハーフという距離も達成感あるし、全体的に満足度高いのですが、やっぱりきちんと準備してから大会に臨みたかったですね。
[amazonjs asin=”B00LO88NVU” locale=”JP”]